LINE構築の副業とは?仕事内容と相場を実データで解説
LINE構築は、公式LINEの配信の仕組みを作る仕事です。
SNS運用代行と比べると募集の数は少ないものの、報酬の水準がはっきり違います。
この記事では、仕事内容・相場・未経験から入る順番を整理します。
報酬は、編集部が実際の募集542件を集計した結果をもとにお伝えします。
興味はあるけれど難しそう、という方こそ読んでみてください。

LINE構築とは何をする仕事か
企業やお店の公式LINEに、集客や販売の仕組みを作る仕事です。
登録した人に自動でメッセージを届けたり、メニューから予約へ誘導したりする設計を担当します。
投稿を作るSNS運用代行とは違い、流れを組み立てる仕事だと考えるとわかりやすくなります。
公式LINEとLステップの関係
公式LINEはLINE社が提供する企業向けのアカウントです。
Lステップは、その公式LINEに機能を足して細かい配信を可能にする外部ツールを指します。
募集では「Lステップ構築」「LINE構築代行」といった名前で出ています。
具体的な仕事内容5つ
①リッチメニューの制作
トーク画面の下に表示される、メニュー画像の制作と設定です。
Canvaで画像を作れる方なら、入口として取り組みやすい部分です。
②シナリオ配信の設計
登録から何日目にどのメッセージを送るかを組み立てます。
文章を書く力と、読み手の気持ちを想像する力が求められます。
③回答フォーム・アンケートの設置
登録者の情報を集めるフォームを作ります。
集めた情報で配信を出し分ける設計まで含むこともあります。
④流入経路の設定
どの広告やSNSから登録したかを判別できるようにします。
依頼主が費用対効果を判断するための、重要な部分です。
⑤配信結果の分析と改善
開封率や遷移率を見て、文面や配信時間を調整します。
作って終わりではなく、続けて改善する仕事です。
LINE構築の報酬相場
2026年9月14日時点でクラウドソーシングサイト「クラウドワークス」のSNS集客・運用カテゴリと、「SNS運用代行」「インスタ運用代行」「LINE構築」の検索結果から542件の募集を取得し、SNS運用に関する280件を編集部で集計しました。
このうちLINE構築・公式LINEに関する募集は92件ありました。
報酬が明記されていた案件では、下限の中央値が200,000円でした。
| SNS運用代行 | LINE構築 | |
|---|---|---|
| 件数 | 280件 | 92件 |
| 報酬(下限)の中央値 | 30,000円 | 200,000円 |
| 時給の中央値 | 1,000円 | 1,500円 |
| 主な依頼主 | 店舗・個人事業主 | 企業・スクール運営者 |
金額の桁が違いますが、これは求められる範囲がそもそも違うためです。
SNS運用代行は投稿の制作、LINE構築は売上につながる仕組みの設計が中心になります。
一方で、リッチメニュー制作のみといった1〜3万円台の募集も14件ありました。
入口としては、この制作だけの案件から入る方法があります。
SNS運用代行との違い
同じ在宅の仕事でも、求められるものが異なります。
成果の見え方が違う
SNS運用は、フォロワーや保存数といった数字で評価されます。
LINE構築は、登録者数や予約・購入の件数に直結します。
売上に近いぶん、責任も期待も大きくなります。
納品の形が違う
SNS運用は毎月の投稿が納品物です。
LINE構築は、最初に仕組みを作り込み、その後は改善という流れになります。
単発で大きな金額が動くのは、この作り込みの部分です。
未経験から入るならどの順番か
いきなりLINE構築から始める人は多くありません。
ツールの操作だけでなく、集客の流れを理解している必要があるためです。
現実的なのは、SNS運用代行やバナー制作で実務に慣れてから広げる順番です。
リッチメニューの画像制作は、Canvaが使えれば対応できます。
ここから入って、配信の設計まで少しずつ広げていくのが無理のない進み方です。
入口の仕事はSNS運用代行とは?で確認できます。
案件はどこで見つかるか
①クラウドソーシングサイト
「LINE構築」「Lステップ」で検索すると募集が見つかります。
件数はSNS運用代行より少なく、経験者を求める募集が中心です。
②すでに担当している依頼主から
SNS運用を担当している依頼主に、LINEの相談を受けることがあります。
新規で探すより、この流れで広がる人のほうが多い印象です。
③制作会社の外注として
構築を請け負う会社が、作業の一部を外部に出すことがあります。
設計は会社側が行い、画像制作や設定作業を担当する形です。
未経験が入りやすいのは、②と③の作業単位の仕事です。
募集文に多い条件
実際の募集を見ると、求められる条件には傾向があります。
| 条件 | どういう意味か |
|---|---|
| Lステップまたはエルメの使用経験 | ツールの操作ができること |
| 構築実績の提示 | 過去に作ったメニューや配信の例 |
| オンライン打ち合わせが可能 | 月1〜2回の会議に出られること |
| 継続・長期 | 作って終わりではなく改善まで担当 |
| Canvaでの画像制作 | リッチメニューの制作を含む |
このうちCanvaでの画像制作は、SNS運用代行の経験がそのまま使えます。
経験を求める募集が多いからこそ、作業単位の案件で実績を作る順番が効いてきます。
向いている人・向いていない人
同じ在宅の仕事でも、求められる性質が違います。
向いている人
手順を組み立てるのが好きな方、細かい設定を面倒だと感じない方です。
文章を書くのが苦にならない方も向いています。
向いていない人
作ったものがすぐ形になってほしい方には、もどかしく感じられます。
設計の仕事は、成果が出るまでに時間がかかるためです。
迷ったら、まずSNS運用代行で実務に慣れるほうが遠回りになりません。
必要なツールと学び方
触れる環境を作る
公式LINEは無料で開設できるため、自分用のアカウントで練習できます。
実際に配信を設定してみると、仕事内容の理解が一気に進みます。
ツールの仕様は変わる
配信ツールの機能や料金は変更されることがあります。
受注前に、依頼主が使っているツールの最新の仕様を確認してください。
学ぶ場を選ぶときの基準
講座を選ぶ場合は、金額と期間、サポートの範囲を書面で確認します。
比較の考え方は副業スクールおすすめ7選にまとめています。
どのくらいの作業量になるのか
構築の仕事は、最初にまとめて作り込み、その後は改善という形になります。
| 時期 | 主な作業 | 作業量の目安 |
|---|---|---|
| 1〜2週目 | 目的の整理と全体の設計 | 10〜15時間 |
| 3〜4週目 | メニュー制作・配信の設定 | 15〜25時間 |
| 公開後1か月 | 数字を見て文面を調整 | 月5〜10時間 |
| 以降 | 改善と追加の配信 | 月3〜8時間 |
最初の1か月に作業が集中するため、報酬もこの部分に対して支払われます。
公開したあとの改善まで含む契約かどうかは、受注前に必ず確認してください。
改善まで含めて月額でいただく形にすると、収入が安定します。
SNS運用と組み合わせると強い理由
SNSで知ってもらい、LINEで届ける。
依頼主が本当に求めているのは、この流れ全体です。
投稿だけを作る人と、集めたあとの導線まで提案できる人では、評価が変わります。
SNS運用を担当していれば、どんな人が登録しているかを把握できています。
その情報は、配信の文面を作るうえで大きな強みになります。
だからこそ、SNS運用の延長として広げるのが自然な進み方です。
始め方4ステップ
STEP1 自分の公式LINEを作る
無料の範囲で開設し、あいさつメッセージとメニューを設定します。
触ってみるのが、最も早い勉強方法です。
STEP2 リッチメニューを作ってみる
Canvaで画像を作り、実際に設定します。
この制作物が、そのまま応募時の材料になります。
STEP3 制作だけの案件を受ける
いきなり構築一式ではなく、画像制作や文章作成から入ります。
依頼主の運用を間近で見られるため、学びが早くなります。
STEP4 設計の部分へ広げる
配信の文面や流れの提案まで引き受けられるようになると、単価が変わります。
同じ依頼主の中で範囲を広げるのが、最も通りやすい進み方です。
始める前に知っておきたい注意点
ツールの規約を確認する
配信できる内容や業種には制限があります。
依頼主の商材が対象になるか、受注前に確認してください。
アカウントの権限を整理する
管理権限をどこまで渡すか、契約終了時にどう戻すかを決めておきます。
売上に関わるアカウントのため、扱いは慎重にしてください。
成果を保証しない
登録者数や売上は、商材や広告費にも左右されます。
約束するのは作業内容であって、結果の数字ではありません。
【ママキャン式】LINEまで広げる3ステップ
1〜3か月目|SNS運用で実務に慣れる
投稿制作で納品の型を作ります。
依頼主とのやり取りに慣れることが目的です。
4〜6か月目|リッチメニューを担当する
既存の依頼主に、LINEの画像制作を提案します。
新規開拓より、通りやすく確実です。
7か月目以降|配信の設計まで引き受ける
文面と流れの提案まで担当すると、単価は大きく変わります。
SNSで集めてLINEで届けるという流れ全体を任されるのが、この段階です。
LINE構築の副業に関するよくある質問
未経験でもLINE構築の案件は取れますか?
構築一式をいきなり任されることはほとんどありません。リッチメニューの画像制作や文章作成など、作業単位の案件から入る方法が現実的です。
本当に20万円もらえるのですか?
集計では報酬下限の中央値が200,000円でしたが、これは企業向けの構築案件が中心だったためです。1〜3万円台の制作のみの募集も14件ありました。
Lステップは自分で契約する必要がありますか?
多くの場合、ツールは依頼主が契約しているものを使います。練習する場合は、無料で開設できる公式LINEから始める方法があります。
SNS運用代行とどちらから始めるべきですか?
未経験の方はSNS運用代行から始めるほうが入りやすいです。実務に慣れてからLINEへ広げると、同じ依頼主の中で単価を上げられます。
どのくらいの期間で受注できますか?
制作のみの案件であれば、数か月で受注している方もいます。設計まで引き受けるには、実務を通じて集客の流れを理解する期間が必要です。

まとめ|入口はSNS運用、広げた先にLINE構築がある
LINE構築は、公式LINEに集客や販売の仕組みを作る仕事です。
実際の募集を集計すると、報酬下限の中央値は200,000円とSNS運用代行より高い水準でした。
ただし求められる範囲が広いため、未経験がいきなり入る場所ではありません。
リッチメニューの制作など、作業単位の案件から入るのが現実的な順番です。
「自分はどこから始めるべきか」を相談したい方は、ママキャンの無料LINEをご利用ください。

























