育休復帰前にやること|復帰日の決め方と社会保険の手続き
復帰の日が決まると、急に「何を準備すればいいのか」が分からなくなりますよね。
本記事では、復帰日の決め方から、当日までにやることを時系列で整理しました。
とくに見落とされやすいのが、時短勤務になったときの社会保険と年金の手続きです。
知らないまま復帰すると、将来の年金額に影響することがあります。
順番に確認していきましょう。

復帰日はどう決める?
慣らし保育の期間を先に確認する
保育園に入園してすぐフルタイムで預けられるわけではありません。
多くの園で、少しずつ保育時間を延ばす慣らし保育の期間が設けられています。
期間は園によって異なるため、復帰日を決める前に必ず園に確認してください。
慣らし保育の途中で復帰日を迎えると、初日から早退が続くことになります。
月初か月中かで手続きが変わることがある
社会保険料の免除や給付金の支給単位期間は、日付の区切りで扱いが変わります。
数日の違いで金額が変わる場合があるため、勤務先の担当部署に相談してから決めると安心です。
子どもの体調が崩れる前提でスケジュールを組む
集団生活が始まると、最初の数か月は体調を崩しやすくなります。
復帰直後に重要な予定を入れないほうが無難です。
復帰1〜2か月前にやること
職場に復帰日と勤務条件を伝える
時短勤務を希望する場合は、この時期に申し出ます。
勤務時間・残業の可否・在宅勤務の可否を、書面で確認しておくと後の食い違いを防げます。
家庭の分担を決める
送り・迎え・発熱時の対応・夕食の準備を、誰がどの曜日に担当するかまで決めておきます。
「そのとき相談する」にしておくと、毎回もめる原因になります。
預け先の予備を用意する
病児保育、ファミリーサポート、一時預かりの登録は事前に済ませておきましょう。
必要になってから登録すると間に合いません。
復帰2週間前にやること
生活リズムを復帰後に合わせる
起床と就寝の時刻を、復帰後のスケジュールに近づけていきます。
通勤と送迎の動線を実際に試す
園から職場までの所要時間を、実際の時間帯で測っておくと安心です。
職場への挨拶と業務のキャッチアップ
変更点をあらかじめ聞いておくと、初日の負担が軽くなります。
【重要】時短で給与が下がるときの社会保険と年金
ここは知らないと損をする可能性がある部分です。
標準報酬月額の改定
育児休業から復帰して給与が下がった場合、通常の随時改定とは別に、育児休業等終了時の改定の仕組みがあります。
手続きは勤務先を通じて行うため、担当部署に確認してください。
年金を減らさないための特例
日本年金機構は、3歳未満の子を養育する期間について養育期間の従前標準報酬月額のみなし措置を設けています。
これは、養育期間中の標準報酬月額が育児休業前を下回る場合に、年金額の計算上は従前の標準報酬月額で計算するという仕組みです。
つまり、時短で給与が下がっても将来の年金額に響きにくくなります。
申出は勤務先を通じて行います。自動的に適用されるものではないため、自分から確認することが大切です。
詳しい要件と手続きは、上記の日本年金機構のページと勤務先の担当部署でご確認ください。
復帰前にそろえておくもの・決めておくこと
保育園の持ち物と名前つけ
着替え、おむつ、布団カバー、コップなど、園ごとに指定があります。
名前つけは想像以上に時間がかかるため、入園説明会の直後から手をつけてください。
朝と夜のタイムテーブルを紙に書く
起床、朝食、登園、出発、帰宅、夕食、入浴、就寝を分刻みで書き出します。
書いてみると、どこが回らないかが先に分かります。
夕食の回し方を決めておく
週に何回は総菜や宅配を使う、と最初から決めておくほうが続きます。
急な休みの連絡ルートを確認する
職場への連絡方法と、誰に伝えるかを事前に確認しておきます。
復帰後によくあるつまずきと対処
子どもが頻繁に熱を出す
集団生活の最初の数か月はよくあることです。
病児保育の登録、配偶者との交代ルール、看護休暇の残日数の把握で備えます。
時短でも仕事量が減らない
勤務時間だけ短くなって業務量が同じだと、持ち帰りが常態化します。
早い段階で、優先順位と引き受ける範囲を上司とすり合わせてください。
自分の時間がまったくない
復帰直後は誰しもそうなります。
家事の水準を下げる、外注を使うなど、削れるところを先に決めておきましょう。
復帰後1か月を乗り切るコツ
最初の1か月は、うまくいかないのが普通です。
家事の水準を一時的に下げる、宅配や総菜を使う、掃除の頻度を落とす。
完璧にやろうとしないことが、続けるための最大のコツです。
気持ちが重いときは育休復帰が憂鬱なときもご覧ください。
【ママキャン式】復帰準備の3ステップ
ステップ1|慣らし保育の期間を確認して復帰日を決める
ここが全ての起点になります。
ステップ2|家庭の分担と預け先の予備を先に決める
自分ひとりで回す前提を、最初から外しておきます。
ステップ3|社会保険と年金の手続きを勤務先に確認する
とくに養育期間の特例は、申出をしないと適用されません。
育休復帰の準備に関するよくある質問
慣らし保育はどのくらいの期間ですか?
園や子どもの様子によって異なり、数日で終わる場合もあれば2週間程度かかる場合もあります。復帰日を決める前に、入園予定の園に必ず確認してください。
時短勤務はいつまで使えますか?
法律上は3歳に満たない子を養育する労働者が対象とされていますが、小学校就学前や小学校3年生まで独自に延長している企業もあります。就業規則を確認してください。
時短で給与が下がると年金も減りますか?
養育期間の従前標準報酬月額のみなし措置を申し出ることで、3歳未満の子を養育する期間については、年金額の計算上、従前の標準報酬月額で計算される仕組みがあります。自動では適用されないため、勤務先を通じた申出が必要です。
復帰後に働き方を変えたくなったらどうすればいいですか?
まずは勤務時間や在宅勤務の相談から検討してください。退職まで考える場合は育休から復帰せず退職したいときで影響を整理しています。

まとめ|復帰日は慣らし保育から逆算して決める
育休復帰の準備は、慣らし保育の期間を確認して復帰日を決めるところから始まります。
1〜2か月前に勤務条件と家庭の分担を決め、2週間前に生活リズムを整える。
そして時短で給与が下がる場合は、年金の特例の申出を忘れない。
この3つを押さえておけば、復帰後の負担はかなり軽くなります。
「復帰後の働き方に不安がある」という方は、ママキャンの無料LINEでもご相談を受け付けています。
完璧を目指さず、できることから準備してみてください。

























