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司法書士試験の難易度は?合格率5.2%と3つの足切り基準点

司法書士試験の難易度。令和7年度の合格率5.2%、3つの基準点のいずれかを下回ると不合格
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令和7年度の司法書士試験は、受験者14,418人に対して合格者751人でした。

合格率は5.2%です。

ただしこの試験の難しさは合格率だけでは説明できません。

総合点で合格ラインに届いていても、午前・午後・記述式の3つの基準点のうちどれか1つでも下回ると、それだけで不合格になるためです。

この記事では、法務省が公表している数字から難易度の構造を確認します。

編集部のアドバイス

斉藤さやか
斉藤さやか

司法書士試験でいちばん怖いのは「総合点は足りていたのに基準点で切られる」パターンです。令和7年度の筆記試験合格点は350点中255.0点でしたが、それとは別に午前78点・午後72点・記述式70.0点という足切りがありました。得意分野で稼いで苦手を埋める戦い方が通用しない試験だということを、最初に理解しておく必要があります。

目次

本コンテンツは、当サイト(ママキャン資格部)の制作ガイドラインに基づく編集プロセスを経て作成しています。 >>コンテンツ制作ガイドライン

令和7年度の合格率は5.2%

法務省が公表している最終結果です。

項目令和7年度
筆記試験日令和7年7月6日
口述試験日令和7年10月14日
受験者数14,418人
合格者数751人
男女別男528人(70.3%)/女223人(29.7%)
筆記試験合格点満点350点中255.0点以上
平均年齢42.05歳
最低年齢17歳(1人)
最高年齢74歳(1人)

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受験者数は「午前の部及び午後の部の双方を受験した者の数」です。

751人÷14,418人で合格率は5.2%になります。

合格者の平均年齢は42.05歳で、最低17歳から最高74歳まで幅があります。

斉藤さやか斉藤さやか

合格率5%台という数字は、20人受けて1人という水準です。ただし受験者の多くは複数年かけて挑んでいるので、「20年に1回しか受からない」という意味ではありません。

3つの基準点のどれか1つでも下回れば不合格

令和7年度 3つの基準点と総合点

この試験の構造上の特徴がここです。

令和7年度の基準点は次のとおりでした。

区分満点基準点
午前の部(多肢択一式問題)105点78点
午後の部(多肢択一式問題)105点72点
記述式問題140点70.0点
筆記試験合格点(総合)350点255.0点以上

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法務省は、午前の多肢択一式・午後の多肢択一式・記述式の各成績のいずれかが基準点に達しない場合には、それだけで不合格になると明記しています。

つまり合格するには4つの条件を同時に満たす必要があります。

午前で78点、午後で72点、記述式で70.0点をそれぞれクリアし、そのうえで総合255.0点以上です。

午前が満点に近くても、記述式が69点なら不合格ということです。

基準点は毎年動く

令和8年度の多肢択一式の基準点は、前年から上がりました。

区分令和7年度令和8年度
午前の部(多肢択一式問題)105点中78点105点中84点
午後の部(多肢択一式問題)105点中72点105点中75点
筆記試験の受験者数14,418人14,960人

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午前は78点から84点へ6点、午後は72点から75点へ3点上がっています。

午前の84点は105点満点の80%にあたります。

基準点は試験前に公表されず、受験後に発表されます。

「何点取れば足切りを回避できるか」は受験時点では分からないということです。

出願者は5年連続で増えている

出願者数の推移(法務省公表)

受験者の動向も見ておきます。

年度出願者数対前年度増減
令和3年度14,988人-
令和4年度15,693人+705人(+4.7%)
令和5年度16,133人+440人(+2.8%)
令和6年度16,837人+704人(+4.4%)
令和7年度17,365人+528人(+3.1%)
令和8年度17,862人+497人(+2.9%)

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令和3年度の14,988人から令和8年度の17,862人まで、5年連続で増加しています。

増加幅は2,874人で、率にすると19.2%の増加です。

一方で令和7年度の合格者は751人でした。

受験者が増えても合格者を大きく増やしていないため、競争は緩んでいないと読めます。

なお出願者17,365人に対し令和7年度の受験者は14,418人で、約17%が出願しても受験していません。

筆記試験に合格すれば翌年の筆記が免除される

一度で決められなかった場合の救済が法律に定められています。

司法書士法第6条第3項は、筆記試験に合格した者に対しては、その申請により次回の司法書士試験の筆記試験を免除すると定めています。

筆記試験に合格したものの口述試験で不合格になった場合、次回は口述試験だけを受けられるということです。

ただし口述試験は筆記試験に合格した者について行われるもので、令和7年度は筆記合格者からさらに絞られる構造にはなっていません。

実務上、この免除規定が効くのは口述試験を欠席した場合などに限られます。

3つの基準点を同時に超える必要があるため、科目を絞る戦略が取りにくい試験です。

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試験科目は憲法・民法・商法・刑法と登記・供託・訴訟

出題範囲は司法書士法で定められています。

区分内容
試験の実施法務大臣が毎年1回以上行う
方法筆記及び口述(口述は筆記合格者について行う)
出題事項1憲法、民法、商法及び刑法に関する知識
出題事項2登記、供託及び訴訟に関する知識
出題事項3その他、司法書士の業務を行うのに必要な知識及び能力

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筆記試験は午前の部と午後の部に分かれています。

令和8年度は午前の部が9時30分から11時30分まで、午後の部が13時から16時までで、合計5時間です。

午後の部には多肢択一式に加えて記述式が含まれるため、3時間と長く設定されています。

合格者は都市部に集中している

令和7年度 受験地別の合格者数

令和7年度の受験地別合格者数です。

受験地合格者数全体に占める割合
東京178人23.7%
大阪85人11.3%
横浜84人11.2%
名古屋69人9.2%
福岡50人6.7%
さいたま47人6.3%
神戸42人5.6%
京都38人5.1%
千葉33人4.4%
仙台30人4.0%

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※割合は編集部が算出

東京・横浜・さいたま・千葉の首都圏4か所で342人となり、全体の45.5%を占めます。

このほか広島27人、高松24人、札幌18人、静岡17人、那覇9人で、合計751人です。

斉藤さやか斉藤さやか

受験地は住所で決まるものではなく選べます。ただし合格者数の分布は受験者数の分布をほぼ反映しているだけなので、「東京で受けると有利」という話ではありません。

司法書士試験の難易度に関するよくある質問

司法書士試験の合格率は何%ですか?

令和7年度は受験者14,418人に対し合格者751人で、5.2%でした。

受験者数は午前の部と午後の部の双方を受験した人の数です。

合格点は何点ですか?

令和7年度の筆記試験合格点は満点350点中255.0点以上でした。

これとは別に午前105点中78点、午後の多肢択一105点中72点、記述式140点中70.0点の基準点があり、いずれかに達しないとそれだけで不合格になります。

基準点とは何ですか?

各区分ごとに設けられた足切りラインです。

総合点が合格点に達していても、午前・午後・記述式のいずれかが基準点を下回ると不合格になります。

基準点は毎年同じですか?

変わります。

午前の多肢択一式は令和7年度の105点中78点から、令和8年度は105点中84点へ6点上がりました。

受験者は増えていますか?

増えています。

出願者数は令和3年度14,988人から令和8年度17,862人まで5年連続で増加し、19.2%増えました。

何歳くらいの人が合格していますか?

令和7年度の合格者の平均年齢は42.05歳でした。

最低年齢は17歳が1人、最高年齢は74歳が1人です。

まとめ|合格率より3つの足切りが本質

  • 令和7年度の合格率は5.2%(受験14,418人・合格751人)
  • 筆記試験合格点は350点中255.0点以上
  • 午前78点・午後72点・記述式70.0点の3つの基準点があり、1つでも下回れば不合格
  • 基準点は毎年動き、令和8年度の午前は84点(満点の80%)へ上昇
  • 出願者は令和3年度から5年連続増で17,862人
  • 合格者の平均年齢は42.05歳、17歳から74歳まで
  • 試験科目は憲法・民法・商法・刑法と登記・供託・訴訟

難易度の構造が分かったら、次は必要な学習量です。

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出典一覧

この記事を書いた人

斉藤さやかのアバター 斉藤さやか Mamcamp代表・講師

強みも特技もない一人の主婦から、公式LINE/Instagram/YouTubeなどの運用・監修を1,200件以上経験し、時間と場所に縛られない働き方を実現。

現在はマーケティングコンサルタントとしても活動しながら、これまでに累計900名以上(のべ1,000名近く)の主婦の働き方をサポート。ママキャンでは「強みのない主婦でも、自分に合う仕事は必ず見つかる」という前提で、一人ひとりに合わせた個別サポートに邁進しています。

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