第二種電気工事士の合格発表は、学科試験と技能試験で2回あります。令和8年度下期は学科のCBT方式が9月24日から11月8日まで、筆記方式が10月25日(日)、技能試験が12月12日(土)または13日(日)です。発表は電気技術者試験センターの合格者一覧検索で受験番号から確認します。公式の推移表から学科と技能の合格率を集計すると、下期は上期より合格率が低い傾向が6年度すべてで出ていました。
先に結論だけ置きます。
- 合格発表は学科と技能で2回。技能は学科合格者と学科免除者だけが受験できる
- 令和8年度下期は学科CBTが9月24日〜11月8日、学科筆記が10月25日(日)、技能が12月12日(土)または13日(日)
- 発表は合格者一覧の検索で受験番号から確認。試験結果通知書は受験者全員に発送される
- 令和7年度の合格率は学科56.6%・技能71.8%。掛け合わせると一気通貫は約40.6%
- 令和2年度を除く6年度すべてで上期の合格率が下期を上回った。学科は平均4.5ポイント差
- 学科合格は前回または前々回ぶんまで免除に使える。令和7年度は申込の15.4%が学科免除者だった
編集部のアドバイス

本記事は2026年10月時点の公式情報に沿って整理しました。この試験は学科に受かっても技能が残ります。学科の自己採点で手応えがあった人は、結果発表を待たずに技能の準備に入るのが間に合わせ方です。技能試験は12月12日・13日で、学科筆記から49日しかありません。
学科の手応えがあるなら技能に切り替える

技能試験は持参した工具で、支給された材料を使って配線図の問題を完成させる方式です。練習材料を自分で揃える必要があるため、発表を待つと準備が間に合わなくなります。
- ユーキャンには技能試験だけに絞った「技能試験コース」があり、一括39,000円・標準学習期間3ヵ月
- 技能試験対策用の練習材料43点が教材に含まれる
- 一般教育訓練給付金の対象講座。質問は1日3問まで受け付けている
料金・教材・給付制度の記載は公式サイトより(2026年10月21日時点)。給付の条件は人によって異なるため、公式サイトとハローワークで確認してください。
第二種電気工事士の合格発表は学科と技能で2回ある
この試験は2段階です。
学科に合格してはじめて技能試験を受けられるので、合格発表も2回あります。
令和8年度下期の試験日程
電気技術者試験センターが出している実施日程から、下期の分をまとめます。
| 項目 | 令和8年度 下期 |
|---|---|
| 受験申込み受付 | 8月17日(月)〜9月3日(木)※受付終了 |
| CBT会場予約期間 | 9月9日(水)〜10月14日(水)(36日間) |
| 学科試験(CBT方式) | 9月24日(木)〜11月8日(日)(46日間) |
| 学科試験(筆記方式) | 10月25日(日) |
| 技能試験 | 12月12日(土)または12月13日(日) |
| 受験手数料(非課税) | インターネット申込み11,100円/書面申込み12,500円 |
技能試験は47都道府県で実施され、試験地によって土曜日か日曜日に分かれます。自分の試験地がどちらかは受験票で確認してください。
申込から当日までの流れは第二種電気工事士の試験日と申し込み方法|CBT方式と筆記方式にまとめています。
発表は合格者一覧の検索で確認する
合格発表は、試験センターのマイページにある合格者一覧の検索で受験番号から調べます。
加えて、試験結果通知書が受験者全員に発送されます。合格者だけに届くわけではないので、落ちた場合も通知が来ます。
令和8年度上期の技能試験では、7月18日・19日の試験に対して結果のお知らせが8月14日に出され、試験結果通知書は8月21日(金)に受験者全員へ発送する予定と案内されていました。試験から発表まで約4週間、そこから通知書の発送までさらに1週間というペースです。
技能試験は学科合格者と学科免除者だけが受けられる
公式の試験概要に、次のとおり書かれています。
技能試験は学科試験の合格者又は学科試験免除者が受験することができます。
出典:第二種電気工事士試験の概要|一般財団法人電気技術者試験センター
つまり学科の合格発表は「技能を受けられるかどうか」の関門です。学科に落ちるとその期の技能は受けられません。
第二種電気工事士の合格発表で見る合格率|学科と技能で違う
合格率は学科と技能で別に公表されます。
試験センターの推移表から、直近7年の通年の数字を集計しました。
| 年度 | 学科 受験者 | 学科 合格率 | 技能 受験者 | 技能 合格率 |
|---|---|---|---|---|
| 令和元年度 | 122,266人 | 65.9% | 100,379人 | 65.3% |
| 令和2年度 | 104,883人 | 62.1% | 72,997人 | 72.4% |
| 令和3年度 | 156,553人 | 59.2% | 116,276人 | 72.8% |
| 令和4年度 | 145,088人 | 56.0% | 97,659人 | 72.6% |
| 令和5年度 | 134,025人 | 59.4% | 95,337人 | 71.1% |
| 令和6年度 | 132,462人 | 58.2% | 94,238人 | 70.3% |
| 令和7年度 | 139,087人 | 56.6% | 99,610人 | 71.8% |
学科は56%前後、技能は70%超
学科と技能で15ポイントほど差があります。
技能の合格率が高いのは、母数が「学科に受かった人と免除者」に限られているためです。技能の受験者は学科を通過した人なので、もともと到達度が高い集団です。
令和7年度の数字を掛け合わせると、学科56.6%×技能71.8%で一気通貫の合格率は約40.6%です。学科から受ける人の実感に近いのはこちらの数字になります。
学科の合格率は7年で9.3ポイント下がっている
学科は令和元年度の65.9%から令和7年度の56.6%まで、9.3ポイント低下しています。
一方で技能は令和2年度以降70%台で安定しています。難化しているのは学科のほうです。
なお令和8年度の上期は学科62.2%・技能73.4%で、どちらも令和7年度を上回りました。年度ごとの振れはあります。合格率と難易度の詳しい読み方は第二種電気工事士の難易度は?学科62.2%・技能73.4%の合格率で扱っています。
学科を通っても、まだ3割が落ちる
技能の合格率は約7割です。学科を通過した集団でも3割が届きません。工具の扱いと欠陥の判断基準は、筆記の勉強とは別の準備が必要になります。
第二種電気工事士は下期のほうが合格率が低い
この試験は年2回あり、上期と下期で合格率が違います。
推移表を期ごとに分けて集計すると、はっきりした傾向が出ました。
6年度すべてで上期が上回っている
| 年度 | 学科 上期 | 学科 下期 | 差 | 技能 上期 | 技能 下期 | 差 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 令和元年度 | 70.6% | 58.5% | +12.2pt | 67.4% | 62.2% | +5.2pt |
| 令和3年度 | 60.4% | 57.7% | +2.7pt | 74.2% | 71.1% | +3.2pt |
| 令和4年度 | 58.2% | 53.3% | +4.8pt | 74.3% | 70.6% | +3.7pt |
| 令和5年度 | 59.9% | 58.9% | +1.0pt | 73.2% | 68.8% | +4.4pt |
| 令和6年度 | 60.2% | 55.9% | +4.2pt | 71.0% | 69.5% | +1.5pt |
| 令和7年度 | 57.7% | 55.4% | +2.3pt | 72.0% | 71.4% | +0.6pt |
学科も技能も、6年度すべてで上期の合格率が下期を上回りました。
学科は平均4.5ポイント、技能は3.1ポイントの差
差の平均を取ると、学科が4.5ポイント、技能が3.1ポイントです。
最大は令和元年度の学科で12.2ポイント、最小は令和5年度の学科で1.0ポイントでした。幅はありますが、向きは6年度とも同じです。
理由は公表されていません。上期で受かった人が下期を受けないため、下期の受験者層が変わることが影響しているとみられますが、断定はできません。
下期で自己採点がボーダーなら油断しない
実務的な意味はここです。
下期を受けた人が「上期の合格率は60%だから自分も大丈夫だろう」と考えると、見立てが甘くなります。下期の学科合格率は直近6年すべてで上期を下回っています。
自己採点が合格ライン付近なら、技能の準備を始めておくほうが安全です。学科に受かっていた場合、12月12日・13日までの時間は増えません。
第二種電気工事士の学科合格は次の2回まで使える
技能だけ落ちた場合の救済があります。
学科の合格は申請により免除として使えます。
前回または前々回の学科合格で免除になる
公式の学科試験免除の対象には「前回又は前々回に第二種電気工事士学科試験に合格した方」が挙げられています。
年2回あるので、1回の学科合格で技能に最大3回挑戦できる計算になります。その期の技能と、次の2回です。
学科免除で申し込む場合も、申込期間は通常の受験と同じです。免除の申請を忘れると学科から受け直すことになります。
令和7年度は申込の15.4%が学科免除者だった
この免除を実際に使っている人は少なくありません。
令和7年度の受験申込者は、学科申込者156,549人に対して学科免除者が28,507人で、合計185,056人でした。申込者の15.4%が学科免除者です。
7人に1人が「学科はすでに通っていて技能だけ受ける」人ということになります。技能で一度落ちても立て直せる仕組みが、数字として機能しています。
学科も技能も落ちた場合は上期から
学科で届かなかった場合は、次の期に学科から受け直します。
令和9年度の日程はまだ公表されていませんが、令和8年度の上期は学科CBTが4月23日〜6月7日、学科筆記が5月24日(日)、技能が7月18日・19日でした。同じ時期なら、下期の学科から上期の学科までは約半年あります。
しかも前の節のとおり、上期のほうが合格率は高く出ています。学科をやり直すなら上期を狙うのは理にかなっています。
第二種電気工事士の合格発表後にやること
学科と技能で、発表後の動きが変わります。
技能試験は工具を自分で持参する
技能試験の方式は公式に次のとおり書かれています。
学科試験の合格者と学科試験免除者に対して、次に掲げる事項のうちから、持参した作業用工具により、配線図で与えられた問題を支給される材料で、一定時間内に完成させる方法で行います。
出典:第二種電気工事士試験の概要|一般財団法人電気技術者試験センター
材料は会場で支給されますが、工具は持参です。練習のための材料も自分で用意することになります。
試験センターは技能試験の候補問題と「技能試験に係る欠陥の判断基準」を公表しています。技能は作品の出来で判定されるため、何が欠陥にあたるかを先に知っておくと練習の精度が上がります。
過去問は公式で無料で手に入る
学科の対策は公式の過去問が使えます。
詳しい入手方法と使い方は第二種電気工事士の過去問は公式で無料|許諾も使用料も不要にまとめています。
合格後は免状の交付申請が必要
技能試験に合格しても、それだけで電気工事の作業はできません。
都道府県知事に免状の交付を申請して、第二種電気工事士免状を受け取る必要があります。申請先は住所地の都道府県なので、手続きの窓口は試験センターではありません。
できる工事の範囲は第二種電気工事士とは?できる工事の範囲と年収・求人で扱っています。
第二種電気工事士の自己採点の結果別に、次の一手
学科の自己採点が出たあとの動き方を2つに分けます。
学科に受かっていそうなら技能に切り替える
学科筆記の10月25日から技能の12月12日・13日までは49日です。
学科の結果発表を待つと、この49日が削られます。技能は工具の扱いに慣れる時間がそのまま結果に出るので、手応えがある時点で練習を始めたほうが有利です。
技能の合格率は約7割で、学科を通った集団でも3割は落ちます。油断せずに候補問題を一周しておきたいところです。
学科で届かなかった人は上期を狙う
学科に届かなかった場合、次は上期です。
独学で届かなかったなら、同じ進め方で半年続けても同じ結果になりやすいです。学科の合格率は7年で9.3ポイント下がっていて、難化している側の試験です。
学科と技能の両方を1本で見通す設計に切り替えるなら、講座を使うほうが早くなります。
来年こそ、という人へ

この試験は学科と技能で必要な準備が違います。学科はテキストと過去問、技能は工具と練習材料です。どちらも揃える前提で選ぶと、途中で足りなくなりません。
- 本科コースは一括64,000円・分割は月々4,980円×13回で、標準学習期間8ヵ月。練習材料44点つき
- 技能だけなら技能試験コースが一括39,000円・標準3ヵ月で、練習材料43点つき
- いずれも一般教育訓練給付金の対象講座。教材到着後8日以内なら返品できる
- 講座そのものの評判はユーキャン電気工事士講座の評判は?
- 7社の料金とサポート比較は第二種電気工事士の通信講座おすすめ7社を比較
- 今月出ている各社の割引は資格スクール・通信講座のクーポン・割引まとめ
料金・教材・給付制度の記載は公式サイトより(2026年10月21日時点)。給付の条件は人によって異なるため、公式サイトとハローワークで確認してください。
独学で進める場合の組み立ては第二種電気工事士は独学で合格できる?勉強時間と技能試験対策で扱っています。
第二種電気工事士の合格発表によくある質問
発表前後に多い疑問をまとめました。
第二種電気工事士の合格発表はどこで見られますか?
電気技術者試験センターのマイページにある合格者一覧の検索で、受験番号から確認します。加えて試験結果通知書が受験者全員に発送されるので、合否にかかわらず通知が届きます。
合格発表は試験の何日後ですか?
令和8年度下期の発表日は公表されていません。上期の技能試験では7月18日・19日の試験に対して8月14日に結果が出され、通知書は8月21日発送予定とされていました。試験から約4週間が目安になります。
学科に落ちたら技能は受けられませんか?
受けられません。公式に「技能試験は学科試験の合格者又は学科試験免除者が受験することができます」と明記されています。学科の合格発表は技能を受けられるかどうかの関門です。
技能だけ落ちた場合、次は学科から受け直しですか?
受け直しではありません。学科試験免除の対象に「前回又は前々回に第二種電気工事士学科試験に合格した方」が含まれます。年2回あるので、1回の学科合格で技能に最大3回挑戦できる計算になります。ただし免除の申請が必要です。
上期と下期で難易度は違いますか?
公式に難易度の差は示されていませんが、合格率には差が出ています。試験センターの推移表を期別に集計すると、令和2年度を除く6年度すべてで上期の合格率が下期を上回り、学科は平均4.5ポイント、技能は平均3.1ポイントの差でした。
合格したらすぐ電気工事ができますか?
免状の交付申請が必要です。住所地の都道府県知事に申請して第二種電気工事士免状を受け取ります。試験センターではなく都道府県の窓口での手続きになります。
まとめ
第二種電気工事士の合格発表は学科と技能で2回あります。
令和8年度下期は学科のCBT方式が9月24日から11月8日まで、筆記方式が10月25日(日)、技能試験が12月12日(土)または13日(日)です。発表は合格者一覧の検索で受験番号から確認し、試験結果通知書は受験者全員に発送されます。上期の技能では試験から約4週間後に結果が出ていました。
令和7年度の合格率は学科56.6%・技能71.8%で、掛け合わせると一気通貫で約40.6%です。学科は令和元年度の65.9%から9.3ポイント下がっていて、難化しているのは学科のほうです。
そして推移表を期別に集計すると、令和2年度を除く6年度すべてで上期の合格率が下期を上回りました。学科は平均4.5ポイント、技能は平均3.1ポイントの差です。下期を受けた人は、上期の数字を基準に見立てると甘くなります。
学科の自己採点で手応えがあれば、発表を待たずに技能の準備に入ってください。学科筆記から技能までは49日しかなく、技能は約3割が落ちます。技能だけ落ちた場合は、学科合格が前回・前々回ぶんまで免除に使えます。

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