社会福祉士国家試験の合格発表は、第39回が令和9年3月9日(火)です。ホームページへの合格者受験番号の掲載が3月9日、結果通知の発送が3月12日(金)と3日ずれます。注目したいのは合格基準で、第38回は129点満点に対して50点以上でした。正答率38.8%です。「総得点の60%程度」という公式の基準からは27点ほど下がっています。発表の見方と、第38回の実測値をまとめました。
先に結論だけ置きます。
- 第39回の試験は令和9年2月7日(日)、合格発表は令和9年3月9日(火)
- ホームページ掲載は3月9日、結果通知の発送は3月12日(金)で3日ずれる
- 前回(第38回)の発表は令和8年3月3日(火)の14時だった
- 第38回の合格基準点は129点中50点(38.8%)。共通科目免除者は45点中17点
- 総得点が足りても6科目群すべてで得点がないと不合格
- 第38回は129問のうち48問(37.2%)が複数正解だった
- 合格率60.7%は38回で最高。第34回の31.1%から4回で29.6ポイント上がった
- 合格後は登録が必要。登録免許税15,000円と登録手数料4,050円がかかる
編集部のアドバイス

本記事は2026年10月時点の公式情報に沿って整理しました。社会福祉士は合格率が上がり続けている一方で、合格基準点は4割を切るところまで下がっています。この2つは矛盾していません。理由まで本文で説明します。
自己採点のあとに迷ったら

社会福祉士の合格基準点は、第38回で129点中50点まで下がりました。素点が出ても合否が読みにくいのはこのためです。やり直しを考える段階なら、受験経験者向けの割引が用意されています。
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社会福祉士の合格発表は第39回が令和9年3月9日
第39回の試験は令和9年2月7日(日)です。
そこから約1か月後に合格発表があります。
| 項目 | 第39回 |
|---|---|
| 試験日 | 令和9年2月7日(日) |
| 試験時間 | 午前10時00分〜12時20分(共通科目12科目・84問)/午後2時10分〜3時35分(専門科目7科目・45問) |
| 出題数 | 129問 |
| 合格発表(HP掲載) | 令和9年3月9日(火) |
| 結果通知の発送 | 令和9年3月12日(金) |
| 受験手数料 | 24,300円(共通科目免除は20,460円、精神保健福祉士と同時受験は45,020円) |
| 受験申込受付 | 令和8年9月3日(木)〜10月2日(金)※受付終了 |
申込から当日までの流れは社会福祉士の試験日は令和9年2月7日|申込は10月2日まで・受験料は24,300円にまとめています。
ホームページ掲載と通知の発送は3日ずれる
合格発表の日付は2つあります。
ホームページへの合格者受験番号の掲載が3月9日(火)、結果通知の発送が3月12日(金)です。手元に通知が届くのは掲載より後になります。
最短で知りたいなら、3月9日にホームページで受験番号を探すことになります。郵便を待っていると数日遅れます。
前回は発表日の14時に公表された
第39回の発表時刻は公表されていません。
前回の第38回は、厚生労働省の発表資料に「令和8年3月3日(火)14時」と時刻まで記載されていました。午前中ではなく午後です。
同じ運用なら、第39回も3月9日の午後に見るのが現実的です。
試験から発表までは30日
2月7日の試験から3月9日の発表までは30日です。
同じ試験センターが実施する介護福祉士は、第39回が1月31日の試験で3月23日の発表と51日あります。受験者数が社会福祉士の25,430人に対し介護福祉士は78,469人(いずれも第38回)なので、処理にかかる期間の差が出ているとみられます。
介護福祉士側の日程は介護福祉士の合格発表はいつ?にまとめています。
社会福祉士の合格発表で確定する合格基準
合格基準点は固定ではありません。
合格発表のときに、その回の基準点と正答が公表されます。
第38回の基準点は129点中50点だった
公式の合格基準は「問題の総得点の60%程度を基準として、問題の難易度で補正した点数」です。
総得点129点に対し、得点50点以上の者(総得点の60%程度を基準とし、問題の難易度で補正した。配点は1問1点である。)。
出典:第38回社会福祉士国家試験の合格基準及び正答について(PDF)|厚生労働省
129点の60%は77.4点です。実際の基準点50点は、そこから27点あまり下方に補正されたことになります。正答率に直すと38.8%です。
「6割取れば合格」という言い方は、この試験では実態と合いません。
共通科目免除者は45点中17点
精神保健福祉士を持っていて共通科目の免除を受けた場合は、専門科目45問だけを解きます。
| 区分 | 満点 | 第38回の基準点 | 正答率 |
|---|---|---|---|
| 全科目受験 | 129点 | 50点 | 38.8% |
| 共通科目免除 | 45点 | 17点 | 37.8% |
免除を受けても必要な正答率はほぼ同じです。免除は「解く問題が減る」ぶんの有利さで、基準が甘くなるわけではありません。
6科目群すべてで得点が必要
総得点が基準点を超えても、それだけでは合格になりません。
19の試験科目が6つの科目群にまとめられていて、そのすべてで得点があることが条件です。1つの科目群で0点を取ると、総得点が足りていても不合格になります。
| 科目群 | 含まれる科目 |
|---|---|
| ① | 医学概論/心理学と心理的支援/社会学と社会システム |
| ② | 社会福祉の原理と政策/社会保障/権利擁護を支える法制度 |
| ③ | 地域福祉と包括的支援体制/障害者福祉/刑事司法と福祉 |
| ④ | ソーシャルワークの基盤と専門職/ソーシャルワークの理論と方法/社会福祉調査の基礎 |
| ⑤ | 高齢者福祉/児童・家庭福祉/貧困に対する支援/保健医療と福祉 |
| ⑥ | ソーシャルワークの基盤と専門職(専門)/ソーシャルワークの理論と方法(専門)/福祉サービスの組織と経営 |
同じ試験センターの介護福祉士は11科目群で、さらにA・B・Cの3パートに分けたパート別合格の仕組みがあります。社会福祉士にはパート制はありません。落ちた場合は翌年に全科目を受け直すことになります。
社会福祉士は落ちると全科目やり直しになる
介護福祉士のようなパート別合格はありません。19科目129問を、翌年もう一度まとめて解く前提で考えておく必要があります。
社会福祉士の合格発表で出る正答|第38回は3問に1問が複数正解
合格発表では、その回の正答も公表されます。
第38回の正答を全問集計したところ、複数の選択肢が正解とされた問題がかなりの割合を占めていました。
129問のうち48問が複数正解だった
厚生労働省が公表した正答一覧を1問ずつ数えました。
| 区分 | 問題数 | 割合 |
|---|---|---|
| 正解が1つの問題 | 81問 | 62.8% |
| 正解が2つ示された問題 | 48問 | 37.2% |
| 合計 | 129問 | 100% |
3問に1問以上が、2つの選択肢のどちらでも正解になる問題でした。
これは出題のミスというより、社会福祉士試験が複数の選択肢を選ばせる形式を含むためです。いずれにしても自分の解答が正解に含まれるかどうかは、公表された正答を1問ずつ照らし合わせないと分かりません。
速報の自己採点がずれる理由
複数正解が4割近くあると、自己採点の精度は落ちます。
試験当日に各社が出す解答はあくまで予想です。「正解が2つある」と見抜けていない場合、本来得点できていた問題を落としたと数えてしまいます。
自己採点で基準点に届かなかったと思っても、公式の正答が出るまでは確定しません。問題用紙と自分の解答は必ず残しておいてください。
社会福祉士の合格率は第38回で60.7%と過去最高
厚生労働省は第1回からの推移をまとめた資料を公開しています。
38回分を見ると、ここ数年で合格率が大きく変わっています。
| 回 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 第34回 | 34,563人 | 10,742人 | 31.1% |
| 第35回 | 36,974人 | 16,338人 | 44.2% |
| 第36回 | 34,539人 | 20,050人 | 58.1% |
| 第37回 | 27,616人 | 15,561人 | 56.3% |
| 第38回 | 25,430人 | 15,438人 | 60.7%(38回で最高) |
第34回から4回で29.6ポイント上がった
第34回の31.1%から第38回の60.7%まで、29.6ポイント上昇しています。
第1回から第34回までの平均合格率は27.2%でした。第35回以降4回の平均は54.8%で、倍以上に変わっています。かつて「3割の試験」と言われていた水準ではありません。
受験者数はピークから44.8%減っている
合格率が上がる一方で、受験者数は減り続けています。
最多は第21回の46,099人で、第38回は25,430人です。44.8%減になります。累計では受験者1,106,334人、合格者342,045人、通算合格率30.9%です。
合格率が上がっても基準点は下がっている
一見おかしく見えますが、この2つは同時に起きます。
合格基準は「総得点の60%程度を基準として、問題の難易度で補正した点数」です。問題が難しくなって全体の得点が下がれば、基準点も下がります。基準点を下げれば合格率は保たれる、あるいは上がります。
つまり第38回の「基準点50点・合格率60.7%」は、問題が難しかったぶんを基準点の引き下げで吸収した結果と読めます。基準点が低いことは「受かりやすい」のサインではありません。
合格率と難易度の読み方は社会福祉士の合格率は60.7%|難易度が10年で変わった理由と基準点でも扱っています。
社会福祉士の合格発表後、合格していた場合にやること
合格は発表で終わりではありません。
社会福祉士として名乗るには資格登録が必要です。
合格証書に登録申請書が同封される
試験センターの案内では、国家試験の合格者には合格証書を送付する際に登録申請書と登録の手引が同封されます。
別途取り寄せる必要はありません。届いた封筒を開けたら中身を確認してください。
登録免許税15,000円と登録手数料4,050円がかかる
登録には費用がかかります。
| 費用 | 社会福祉士 | 介護福祉士(参考) |
|---|---|---|
| 登録免許税(収入印紙) | 15,000円 | 9,000円 |
| 登録手数料 | 4,050円 | 3,320円 |
| 合計 | 19,050円 | 12,320円 |
受験手数料24,300円とは別です。合格後にもう約1万9千円かかる前提で考えておいてください。介護福祉士より6,730円高くなります。
登録証は1か月半程度で届く
公式には「提出された書類に不備がなければ、1か月半程度で登録証を発送します」と案内されています。
不備があった場合は、不備が解消してから1か月程度かかります。4月から登録証が必要な職場に移る予定があるなら、発表直後に申請するのが安全です。
社会福祉士の合格発表後、不合格だった場合にやること
第38回は受験者25,430人のうち9,992人が不合格でした。
合格率が最高の回でも、約1万人が翌年に向き直しています。
科目群ごとの得点が通知される
結果通知には合否だけでなく、得点の内訳が示されます。
総得点が足りなかったのか、特定の科目群で0点を取って落ちたのかで、次の対策は変わります。6科目群のどこが弱いかを特定したうえで次に入ってください。
次の試験は令和10年2月
社会福祉士試験は毎年2月上旬、申込は前年の9月から10月です。
第39回の発表が3月9日なので、次の申込までは約6か月、試験までは約11か月あります。パート別合格のような持ち越しはないため、この11か月で19科目をもう一度仕上げることになります。
受験経験者には受講料の割引がある
独学で届かなかった場合、同じ進め方をもう一年続けると同じ点数で止まりやすいです。
基準点が4割を切るところまで動く試験なので、「6割取れば受かる」という目安で組むと足りません。出題の難化と複数正解の多さを前提に、科目群の取りこぼしをなくす設計に変えるのが先になります。
来年こそ、という人へ

一度受けた人には、受講料そのものが下がる割引が用意されています。期間限定のセールとは別枠なので、時期を問わず使えるのが強みです。
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- 料金とサポートの各社比較は社会福祉士の通信講座おすすめ5選
- 今月出ている各社の割引は資格スクール・通信講座のクーポン・割引まとめ
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独学で進める場合の組み立ては社会福祉士は独学できる?勉強時間より先に決める3つの前提で扱っています。
社会福祉士の合格発表によくある質問
発表前後に多い疑問をまとめました。
社会福祉士の合格発表は何時からですか?
第39回の時刻は公表されていません。前回の第38回は厚生労働省の資料に「令和8年3月3日(火)14時」と記載されていたので、同じ運用なら午後になります。
合格発表はどこで見られますか?
公益財団法人社会福祉振興・試験センターのホームページに合格者の受験番号が掲載されます。第39回は令和9年3月9日(火)掲載、結果通知の発送は3月12日(金)です。
何点取れば合格できますか?
固定点はありません。129点満点で「総得点の60%程度を基準として、問題の難易度で補正した点数」が合格基準点になります。第38回の実際の基準点は50点(正答率38.8%)で、「60%程度」にあたる77.4点より27点あまり低くなりました。加えて6科目群すべてで得点があることも条件です。
社会福祉士にパート合格はありますか?
ありません。合格基準にパート制の記載はなく、科目群ごとの持ち越しもできません。同じ試験センターが実施する介護福祉士にはA・B・Cのパート別合格がありますが、社会福祉士は不合格なら翌年に全科目を受け直すことになります。
自己採点で基準点に届かなければ不合格ですか?
確定しません。第38回は129問のうち48問で2つの選択肢が正解とされていました。自己採点の時点で正解が2つあると見抜けていなければ、実際より低く数えている可能性があります。公式の正答が出てから照らし合わせてください。
合格したらすぐ社会福祉士と名乗れますか?
資格登録の手続きが必要です。合格証書に登録申請書と登録の手引が同封されます。登録免許税15,000円と登録手数料4,050円がかかり、書類に不備がなければ1か月半程度で登録証が発送されます。
まとめ
社会福祉士国家試験の第39回は、試験が令和9年2月7日(日)、合格発表が令和9年3月9日(火)です。
ホームページ掲載が3月9日、結果通知の発送が3月12日(金)で3日ずれます。最短で知りたいならホームページで受験番号を探すことになります。前回の第38回は発表日の14時に公表されました。
合格基準は129点満点で総得点の60%程度を難易度で補正した点数です。第38回の実際の基準点は50点(正答率38.8%)で、「60%程度」の77.4点より27点あまり低くなりました。共通科目免除者は45点中17点です。加えて6科目群すべてで得点が必要で、1つでも0点があると総得点が足りていても不合格です。
第38回の正答を全問集計すると、129問のうち48問(37.2%)で2つの選択肢が正解とされていました。自己採点が実際より低く出る可能性があるため、公式の正答が出るまで結論を出さないほうがいいです。
合格率60.7%は38回で最高で、第34回の31.1%から29.6ポイント上がりました。ただし基準点は4割を切っています。これは問題が難しくなったぶんを基準点の引き下げで吸収した結果で、基準点の低さは「受かりやすい」のサインではありません。
社会福祉士にはパート別合格がないため、不合格なら翌年に19科目129問をもう一度仕上げることになります。発表の3月から次の試験までは約11か月です。

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