「食生活アドバイザーの合格率は65%」といった数字をよく見かけます。
ただしFLAネットワーク協会の公式サイトを確認しても、合格率は掲載されていません。
協会が公表しているのは合格率ではなく、合格基準のほうです。
3級は45問中27問、2級は50問中31問の正解で合格と明記されています。
この記事では、公表されている数字だけを使って難易度をどう見積もればよいかを整理します。
合格率が分からないぶん、模擬試験で手応えを測る方法があります。添削付きの講座なら2級・3級の模試が含まれます。
編集部のアドバイス

出典のない合格率を基準に計画を立てると、当たり外れが大きくなります。協会が公表している合格基準は固定値なので、こちらを目標設定に使うほうが確実です。
食生活アドバイザーの合格率は公表されていない
まず事実関係を確認します。
公式サイトに合格率の記載がない
FLAネットワーク協会の公式サイトには、受験案内・試験概要・協会紹介の各ページがあります。
2026年10月17日時点で、いずれのページでも級ごとの合格率は確認できませんでした。
トップページに「過去問題集で合格率アップ」という案内はありますが、実績値としての合格率ではありません。
公表されているのは合格基準
協会が数字で示しているのは合格に必要な正解数です。
| 級 | 出題数 | 配点 | 満点 | 合格基準 |
|---|---|---|---|---|
| 3級 | 45題 | 1問2点 | 90点 | 27問以上正解 |
| 2級 | 50題 | 1問2点 | 100点 | 31問以上正解 |
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※FLAネットワーク協会の受験案内の記載によります。
点数ではなく問題数で示されている点が特徴です。
受験者数や合格者数も見当たらない
合格率を自分で計算しようにも、材料がありません。
協会は受験者数と合格者数も公表していないため、外部から算出することもできません。
ほかの検定では実施団体が回ごとの実施状況を公開していますが、この検定は公開していない形です。
斉藤さやか数字が無いこと自体は珍しくありません。問題は、無いはずの数字が出典なしで一人歩きしていることです。見かけた合格率は、どこの誰が集計したものかを確認してください。
食生活アドバイザーの難易度は合格基準から読む
合格率がないぶん、基準から逆算します。
正答率は3級60.0%・2級62.0%
合格基準を正答率に直します。
| 級 | 正答率 | 落とせる問題数 |
|---|---|---|
| 3級 | 60.0% | 18問 |
| 2級 | 62.0% | 19問 |
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※当サイトで合格基準を出題数で割って算出しました。
級が上がっても基準はほぼ同じ
注目したいのは差の小ささです。
3級と2級の差は2ポイントしかありません。
落とせる問題数で見ると、むしろ2級のほうが1問多くなります。
級が上がるほど要求水準が跳ね上がる設計にはなっていません。
難しさは基準より範囲にある
では何が2級を難しくするのかというと、科目数です。
| 級 | 科目数 | 科目 |
|---|---|---|
| 3級 | 4 | 体を育もう/知を育もう/徳を育もう/才を育もう |
| 2級 | 6 | ウエルネス上手になろう/もてなし上手になろう/買い物上手になろう/段取り上手になろう/生き方上手になろう/やりくり上手になろう |
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※協会の受験案内の記載によります。
3級の4科目に対して2級は6科目で1.5倍です。
2級では円高と円安、福祉、暮らしとIT社会といった社会・経済の論点も加わります。
同じ6割でも、覆う範囲が広がるぶん到達の負荷が変わります。
食生活アドバイザーの1級は合格基準の形が違う
上位級だけ条件が複雑になります。
選択と記述の両方に基準がある
1級は3級・2級と構造が異なります。
| 項目 | 1級 |
|---|---|
| 出題形式 | 選択問題(マークシート形式42問)+記述式問題(13問) |
| 配点 | 選択1問2点/記述1問3点 |
| 合格基準 | 選択28題以上正解かつ記述8題以上正解 |
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※協会の受験案内の記載によります。
「かつ」で結ばれているため、片方だけ高得点でも合格しません。
得点率にすると選択66.7%・記述61.5%
1級の基準も割合に直してみます。
選択は42問中28問で66.7%、記述は13問中8問で61.5%です。
※当サイトで合格基準を出題数で割って算出しました。
選択問題の基準は3級・2級より高く設定されています。
受験には2級の合格が必要
そもそも誰でも受けられる級ではありません。
協会は1級の受験について、食生活アドバイザー2級有資格者が対象としています。
3級・2級には受験資格の制限がないのに対し、1級だけ条件が付きます。
食生活アドバイザーの合格率より確認したい数字
判断に使える公表値はほかにもあります。
受験料は級で変わる
費用は明確に公表されています。
| 申込方法 | 受験料(税込) |
|---|---|
| 3級のみ | 6,000円 |
| 2級のみ | 8,000円 |
| 3級・2級の併願 | 14,000円 |
| 1級 | 10,000円 |
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※協会の受験案内によります。
3級6,000円と2級8,000円の合計は14,000円で、併願と同額です。
併願による割引はありません。
受験機会は年2回
受けられる回数も計画に効きます。
検定は7月と11月の年2回実施されます。
第56回は2026年11月22日(日)に行われます。
合否が出るまで約3週間かかる
結果の出方も押さえておきます。
第56回は試験日が11月22日、合否通知の発送日が12月15日です。
合格率が分からない以上、自己採点で手応えを測ることになりますが、協会は検定後に模範解答を公開しています。
食生活アドバイザーの合格率に関するよくある質問
検索で多い疑問をまとめます。
食生活アドバイザーの合格率は何%ですか?
FLAネットワーク協会は合格率を公表していません。
受験者数・合格者数も公開されていないため、外部から算出することもできません。
よく見る「合格率65%」という数字は何ですか?
協会の公式サイトでは確認できない数字です。
出典が示されていない場合、どの回のどの級を指すのかも分かりません。
合格率が分からないと難易度は判断できませんか?
合格基準は公表されています。
3級は45問中27問(60.0%)、2級は50問中31問(62.0%)が必要で、ここから目標設定はできます。
3級と2級はどちらが難しいですか?
合格基準の正答率は3級60.0%、2級62.0%で2ポイントしか違いません。
差が出るのは科目数で、3級の4科目に対し2級は6科目です。
1級の合格率は分かりますか?
1級についても協会は合格率を公表していません。
公表されているのは合格基準で、選択28題以上かつ記述8題以上の両方が必要です。
合格基準は回によって変わりますか?
協会は合格基準を問題数で明記しており、難易度による変動の注記は確認できませんでした。
最新の条件は受験する回の受験案内で確認してください。
まとめ:食生活アドバイザーは合格率ではなく合格基準で測る
ここまでの内容を整理します。
- FLAネットワーク協会は合格率を公表していない
- 受験者数・合格者数も非公開のため、外部から算出もできない
- 公表されているのは合格基準で、3級45問中27問、2級50問中31問
- 正答率にすると3級60.0%、2級62.0%で差は2ポイント
- 落とせる問題数は3級18問、2級19問で、2級のほうが1問多い
- 難しさの差は基準ではなく科目数にあり、3級4科目に対し2級は6科目
- 1級は選択42問+記述13問で、選択28題以上かつ記述8題以上の両方が必要
- 1級の受験には2級の合格が必要
- 受験料は3級6,000円、2級8,000円、併願14,000円、1級10,000円
- 検定は7月と11月の年2回で、第56回は2026年11月22日
出典のない合格率を追うより、公表されている合格基準から逆算するほうが計画は立てやすくなります。
独学で届く範囲かどうかは食生活アドバイザーの独学、級の選び方は食生活アドバイザーの3級と2級で扱っています。
出典一覧
- FLAネットワーク協会「受験案内」(2026年10月17日確認)
- FLAネットワーク協会「3級・2級・1級 試験概要」(2026年10月17日確認)
- FLAネットワーク協会「食生活アドバイザー®公式HP」(2026年10月17日確認)


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