FP3級は独学と相性のよい試験です。
合格基準は学科が60点満点で36点以上、実技が100点満点で60点以上と公表されており、どちらも6割です。
相対評価ではないため、他の受検者の出来に関係なく、6割を超えれば合格します。
この記事では、公式の試験要綱をもとに勉強時間の考え方と独学の進め方を整理します。
編集部のアドバイス

FP3級の勉強時間は、公式に目安が示されていません。ただし合格に必要な条件は「学科36点/60問」「実技60点/100点」とはっきりしています。何時間かかるかを他人の記事で探すより、6割を超えるために自分に何が足りないかを測るほうが早く終わります。
FP3級の合格条件は「学科も実技も6割」
独学の計画は、ゴールの形から決まります。
| 科目 | 試験時間 | 問題数 | 出題形式 | 合格基準 |
|---|---|---|---|---|
| 学科試験 | 90分 | 60問 | 多肢選択式 | 36点以上(60点満点) |
| 実技試験 | 60分 | 20問 | 多肢選択式 | 60点以上(100点満点) |
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学科は60問中36問、実技は100点中60点です。
満点は必要ありません。
出題は多肢選択式のみで、記述式はありません(記述式が加わるのは2級の実技からです)。
学科と実技は別々に受けられる
学科試験と実技試験は、同じ日に受ける必要がありません。
片方だけ合格した場合は「一部合格」となり、合格した試験実施日の翌々年度末まで、もう一方を受けるときに免除を受けられます。
独学で時間が取れない時期なら、まず学科だけ取っておくという進め方もできます。
斉藤さやか「両方いっぺんに受けないといけない」と思い込んで先延ばしにしている方が結構います。制度としては分けて受けられますし、片方の合格は翌々年度末まで持ち越せます。
勉強時間は「6割までの距離」で決まる

公式に勉強時間の目安は示されていません。
そこで、次の手順で自分の必要量を測ります。
- 市販の問題集か公式の試験問題で学科を1回分解く
- 60問中何問取れたかを数える
- 36問までの差を、分野別にどこで落としたかで分解する
- 落とした分野から順にテキストへ戻る
FP3級の出題は、ライフプランニングと資金計画、リスク管理、金融資産運用、タックスプランニング、不動産、相続・事業承継といった分野に分かれています。
保険や年金の知識がある人と、まったく触れたことがない人では、スタート地点が違います。
だからこそ「何時間」ではなく「36問までの距離」で測るほうが正確です。
試験問題と模範解答は公開されている
日本FP協会は試験問題・模範解答を公開しています。
きんざいも試験問題を公開しています。
教材を買う前に、まずここで実際の出題を見て現在地を測ってください。
独学の進め方4ステップ

ステップ1:テキストを1周、深追いせずに流す
最初から暗記しようとすると、範囲の広さで止まります。
分野の全体像をつかむことを優先し、細部は問題演習で拾います。
ステップ2:問題を解いて、落とした分野を特定する
6割で合格する試験なので、全分野を均等に仕上げる必要はありません。
ただし極端に苦手な分野があると、そこで6割を割ります。
分野別に正答数を出し、弱い分野から順に潰してください。
ステップ3:実技の形式に慣れる
実技試験は60分で20問です。
学科と出題範囲は重なりますが、資料を読んで計算する形式に慣れておく必要があります。
日本FP協会の実技は「資産設計提案業務」、きんざいは「個人資産相談業務」または「保険顧客資産相談業務」です。
どの団体で申し込むかで実技の科目が変わるため、対策する前に申込先を決めておいてください。
ステップ4:CBTの予約を先に入れる
FP3級はCBT方式で、全国のテストセンターから日時を選べます。
予約は受検日の属する月を含んで4カ月前の月初から、受検日の3日前まで可能です。
日時・会場の変更も受検日の3日前までできます。
期限がないと学習が間延びするので、先に受検日を押さえて逆算するのが有効です。
独学が向いている人・講座を使ったほうが早い人
| 判断軸 | 独学が向いている | 講座を使ったほうが早い |
|---|---|---|
| 前提知識 | 保険・年金・税金に触れたことがある | どの分野もはじめて |
| 学習設計 | 弱い分野を自分で特定できる | 何から手をつけるか決めかねる |
| 教材 | テキストと問題集で進められる | 動画で流れをつかみたい |
| 目的 | 3級で止める | 2級・AFPまで進みたい |
| 期限 | 自分のペースで進められる | 期日を決めて仕上げたい |
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3級だけを目標にするなら、独学で十分に届く試験です。
一方、2級まで進むつもりなら、AFP認定研修に対応した講座を選ぶと3級を経由せずに2級を受けられるルートが開きます。
2級の受検条件はFP2級の受験資格と4つのルートで解説しています。
講座ごとの対応範囲はFP講座の教材と質問サポートで比較できます。
受検にかかる費用
| 受検する試験 | 受検手数料(非課税) |
|---|---|
| 学科と実技 | 8,000円 |
| 学科のみ | 4,000円 |
| 実技のみ | 4,000円 |
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事務手数料または払込手数料は別途必要です。
独学なら教材費と受検手数料で収まるため、費用面の負担は小さい試験です。
斉藤さやか3級は独学でいけます。ただ、2級まで見据えているなら話は別で、AFP認定研修付きの講座を選ぶと3級を飛ばせます。どこまで行きたいかを先に決めると、独学か講座かの答えも決まります。
FP3級の独学に関するよくある質問
FP3級の勉強時間はどのくらいですか?
公式に目安は示されていません。
合格基準は学科60点満点で36点以上、実技100点満点で60点以上なので、まず1回分解いて6割までの距離を測るところから始めてください。
独学でも合格できますか?
できます。
出題は多肢選択式で、合格基準も6割の絶対評価です。
試験問題と模範解答が公式に公開されているため、教材も揃えやすい試験です。
学科と実技はどちらから受けるべきですか?
どちらからでも受けられます。
片方だけ合格した場合は一部合格となり、合格した試験実施日の翌々年度末まで、もう一方を受けるときに免除を受けられます。
実技はどの科目を選べばいいですか?
日本FP協会で申し込む場合は「資産設計提案業務」、きんざいで申し込む場合は「個人資産相談業務」または「保険顧客資産相談業務」です。
申込先の団体によって選べる科目が変わります。
試験日はいつ受けられますか?
CBT方式のため、休止期間を除き、テストセンターの空いている日時から選べます。
予約は受検日の属する月を含んで4カ月前の月初から、受検日の3日前までです。
まとめ|「6割までの距離」を測るところから
- 合格基準は学科36点/60点満点、実技60点/100点満点の絶対評価
- 公式に勉強時間の目安はなく、6割までの距離で必要量が決まる
- 試験問題と模範解答は日本FP協会・きんざいとも公開している
- 学科と実技は別々に受けられ、一部合格は翌々年度末まで有効
- CBT方式で予約は4カ月前の月初から3日前まで
- 受検手数料は学科と実技で8,000円(非課税)
まずは1回分を解いて、36問までの差を分野別に分解してください。
そこが決まれば、必要な教材も期間も自然に見えてきます。
FP通信講座のおすすめ11選で、3級から2級まで対応した講座を比較できます。


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