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行政書士の難易度は?合格率14.54%と3つある合格基準点

行政書士の難易度。令和7年度の合格率は14.54%で、合格基準点は3つすべてを満たす必要がある
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行政書士試験の令和7年度の合格率は14.54%でした。

この試験の難しさは合格率の数字よりも、合格基準点が3つあってそのすべてを満たさなければならない仕組みにあります。

しかも基準点は毎年固定なのに、合格率は過去10年で9.95%から15.72%まで動いています。

この記事では、行政書士試験研究センターが公表している結果から難易度の実態を確認します。

編集部のアドバイス

斉藤さやか
斉藤さやか

行政書士試験は「何割取れば受かるか」が試験前から決まっている絶対評価です。上位何%が受かるという相対評価ではないので、理論上は受験者全員が合格できます。その代わり基準に届かなければ全員落ちます。まず3つの基準点を把握して、どこで何点取るかを決めてから勉強を始めてください。

目次

本コンテンツは、当サイト(ママキャン資格部)の制作ガイドラインに基づく編集プロセスを経て作成しています。 >>コンテンツ制作ガイドライン

行政書士の難易度は令和7年度の合格率14.54%に表れている

令和7年度 行政書士試験の実施結果

令和7年度(2025年度)の結果です。

項目令和7年度前年度増減
申込者数63,845人59,832人+4,013人(6.71%増)
受験者数50,163人47,785人+2,378人(4.98%増)
受験率78.57%79.87%-1.30ポイント
合格者数7,292人6,165人+1,127人(18.28%増)
合格率14.54%12.90%+1.64ポイント
合格者平均得点197点198点-1点

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受験者50,163人に対して合格者は7,292人でした。

合格者数は前年より18.28%増えています。

合格者の平均得点は197点で、合格基準の180点を17点上回る水準でした。

なお合格者の最年長は77歳、最年少は13歳です。

申込者では最年長94歳、最年少9歳という記録も公表されています。

斉藤さやか斉藤さやか

最年少13歳で合格している人がいる試験です。受験資格に年齢も学歴もないので、こういう数字が出てきます。難易度を測るときは「誰でも受けられるから受験者層が広い」という前提を頭に入れておくと読み違えません。

行政書士の合格率は10年で9.95%から15.72%まで動いている

過去10年間の推移です。

年度申込者数受験者数合格者数合格率
令和7年度63,845人50,163人7,292人14.54%
令和6年度59,832人47,785人6,165人12.90%
令和5年度59,460人46,991人6,571人13.98%
令和4年度60,479人47,850人5,802人12.13%
令和3年度61,869人47,870人5,353人11.18%
令和2年度54,847人41,681人4,470人10.72%
令和元年度52,386人39,821人4,571人11.48%
平成30年度50,926人39,105人4,968人12.70%
平成29年度52,214人40,449人6,360人15.72%
平成28年度53,456人41,053人4,084人9.95%

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最も低いのが平成28年度の9.95%、最も高いのが平成29年度の15.72%です。

振れ幅は5.77ポイントで、10年平均は12.53%でした。

令和7年度の14.54%は、この10年で2番目に高い水準です。

注目したいのは、平成28年度の9.95%と翌年の15.72%が隣り合っていることです。

1年で5.77ポイント動いています。

受験者数は増加傾向にある

受験者数は平成30年度の39,105人を底に、令和7年度の50,163人まで増えました。

7年間で1万1千人以上の増加です。

合格率が上がっているのは合格者数が増えているためで、受験者が減って母数が小さくなった結果ではありません。

行政書士試験には満たすべき合格基準点が3つある

行政書士試験 3つの合格基準点

ここがこの試験の設計上いちばん重要な部分です。

令和7年度の合否判定基準です。

要件基準満点必要な得点率
(1) 法令等科目の得点122点以上244点50.0%
(2) 基礎知識科目の得点24点以上56点42.9%
(3) 試験全体の得点180点以上300点60.0%

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センターは「次の要件のいずれも満たした者を合格とする」と明記しています。

3つのうち1つでも下回れば不合格です。

たとえば全体で200点取っていても、基礎知識が20点しかなければ(2)を満たさず不合格になります。

基礎知識は14問しかないため、24点は4点問題で6問正解に相当します。

14問中6問を落とせない、と言い換えられます。

斉藤さやか斉藤さやか

全体で6割取れば受かる試験、と説明されることが多いのですが、それだけだと(2)の足切りを見落とします。基礎知識は出題数が少ないぶん取りこぼしが効きます。ここを軽く見て落ちる人が一定数いる、というのが基準の読み方です。

基準点は固定なのに合格率は動く

行政書士試験は上位何%を合格させる相対評価ではありません。

基準点が試験前から決まっている絶対評価です。

それでも合格率が9.95%から15.72%まで動いているのは、年ごとの問題の難易度によって基準を超える人数が変わるためです。

つまり合格率は結果として出てくる数字であって、合格ラインそのものは毎年同じということになります。

記述式60点をどう埋めるかで、合格基準への届き方が変わります。

記述対策が付く講座は行政書士の通信講座8選で比べられます。

行政書士試験の配点は択一式が中心で記述式が20%を占める

科目と配点の内訳です。

科目出題形式出題数満点
法令等5肢択一式40問160点
法令等多肢選択式3問24点
法令等記述式3問60点
法令等 計46問244点
基礎知識5肢択一式14問56点
合計60問300点

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問題別の配点は、5肢択一式が1問4点、多肢選択式が1問8点(空欄ア〜エ一つにつき2点)、記述式が1問20点です。

記述式は3問しかありませんが60点分あり、300点満点の20%を占めます。

全体の合格基準が180点なので、記述式の出来が合否を分ける構造になっています。

なお法令等の出題範囲は、憲法、行政法(行政法の一般的な法理論、行政手続法、行政不服審査法、行政事件訴訟法、国家賠償法、地方自治法が中心)、民法、商法、基礎法学です。

出題される法令は、試験を実施する日の属する年度の4月1日現在施行されているものに限られます。

行政書士の合格率は年齢によって12.4ポイント変わる

令和7年度 年齢別の合格率

令和7年度の年齢別の結果です。

年齢受験者数合格者数合格率
10歳代以下723人66人9.13%
20歳代8,294人1,517人18.29%
30歳代9,907人1,923人19.41%
40歳代12,161人1,867人15.35%
50歳代12,330人1,445人11.72%
60歳代以上6,748人474人7.02%
合計50,163人7,292人14.54%

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※合格率は受験者数と合格者数から当サイトで算出

最も高いのは30歳代の19.41%、最も低いのは60歳代以上の7.02%です。

差は12.4ポイントあります。

ただし受験者数を見ると、最も多いのは50歳代の12,330人、次いで40歳代の12,161人です。

40代以上の受験者は31,239人で、全受験者の62.3%を占めます。

合格率が高いのは20代から30代ですが、受験者の中心は40代以上という構造になっています。

男女別では男性15.31%、女性13.01%

令和7年度の男女別です。

区分受験者数合格者数合格率
男性33,313人5,099人15.31%
女性16,850人2,193人13.01%
合計50,163人7,292人14.54%

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※合格率は当サイトで算出

受験者に占める女性の割合は33.6%、合格者に占める割合は30.1%です。

女性の合格者数は前年の1,717人から2,193人へ27.72%増えており、男性の増加率14.64%を上回りました。

行政書士の難易度に関するよくある質問

行政書士の合格率は何%ですか?

令和7年度は14.54%でした。

過去10年では9.95%から15.72%の間で動いており、10年平均は12.53%です。

何点取れば合格できますか?

3つの基準をすべて満たす必要があります。

法令等122点以上、基礎知識24点以上、全体180点以上です。

1つでも下回ると不合格になります。

相対評価ですか、絶対評価ですか?

絶対評価です。

上位何%という決め方ではなく、基準点が試験前から決まっています。

合格者はどのくらいの点数で受かっていますか?

令和7年度の合格者平均得点は197点でした。

合格基準の180点を17点上回る水準です。

何歳が有利ですか?

令和7年度の合格率は30歳代19.41%が最も高く、60歳代以上の7.02%が最も低い結果でした。

ただし受験者の62.3%は40代以上で、最年長の合格者は77歳です。

記述式は捨てても合格できますか?

現実的ではありません。

記述式は3問60点で300点満点の20%を占め、全体の合格基準が180点であるためです。

独学でも合格できますか?

受験資格がないため独学で挑むことはできます。

必要な学習量の考え方は行政書士の勉強時間で整理しています。

あわせて読みたい:行政書士試験の解答速報はいつ出る?各社の公開時間と自動採点の使い方

まとめ|行政書士の難易度は合格率より3つの基準点で測る

  • 令和7年度の合格率は14.54%、受験者50,163人に対し合格者7,292人
  • 過去10年のレンジは9.95%から15.72%、10年平均は12.53%
  • 合格基準点は法令等122点・基礎知識24点・全体180点の3つで、すべて満たす必要がある
  • 基準点は固定された絶対評価で、合格率は結果として動く
  • 基礎知識は14問しかなく24点の足切りがあるため取りこぼせない
  • 記述式は3問60点で300点満点の20%を占める
  • 年齢別では30歳代19.41%が最高、60歳代以上7.02%が最低で12.4ポイント差
  • 受験者の62.3%は40代以上
  • 合格者平均得点は197点

試験日や受験資格は行政書士試験の試験日と受験資格で確認できます。

講座で対策する場合は行政書士の通信講座おすすめ8選で比較してください。

出典一覧

この記事を書いた人

斉藤さやかのアバター 斉藤さやか Mamcamp代表・講師

強みも特技もない一人の主婦から、公式LINE/Instagram/YouTubeなどの運用・監修を1,200件以上経験し、時間と場所に縛られない働き方を実現。

現在はマーケティングコンサルタントとしても活動しながら、これまでに累計900名以上(のべ1,000名近く)の主婦の働き方をサポート。ママキャンでは「強みのない主婦でも、自分に合う仕事は必ず見つかる」という前提で、一人ひとりに合わせた個別サポートに邁進しています。

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