年金アドバイザー3級の合格率は、直近3回の合計で35.15%です。
銀行業務検定協会が公表している成績結果から算出しました。
受験者5,525人に対して合格者は1,942人です。
そしてもう1つ、受ける前に知っておくべき変更があります。
公開試験の実施月が2026年度から3月・10月ではなく、7月・12月になりました。
さらに3級にはCBT方式があり、こちらは通年で何度でも受けられます。
この記事では、年金アドバイザー3級の難易度と受け方を公式データで整理します。
編集部のアドバイス

年金アドバイザー3級には受け方が2つあります。年2回の公開試験と、通年のCBT方式です。同じ試験に見えて、電卓を持ち込めるかどうかが違います。公開試験は電卓を持参でき、CBTは持ち込めず画面上の電卓を使います。計算問題の解き方が変わるので、受け方を決めてから練習してください。
年金アドバイザー3級の合格率は直近3回で35.15%

まず銀行業務検定協会が事務局報で公表している成績結果です。
| 回 | 実施日 | 受験者 | 合格者 | 合格率 |
|---|---|---|---|---|
| 第160回 | 2025年3月 | 1,998人 | 786人 | 39.34% |
| 第162回 | 2025年10月26日 | 1,888人 | 579人 | 30.67% |
| 第163回 | 2026年3月1日 | 1,639人 | 577人 | 35.20% |
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3回を合計すると、受験者5,525人・合格者1,942人で合格率35.15%です(当サイトで算出)。
回ごとの振れ幅は30.67%から39.34%で、9ポイント近く動いています。
年2回しかない試験としては、回による差が小さいとは言えません。
平均点を並べると、その差の中身が見えてきます。
| 回 | 合格率 | 平均点 | 合格ラインまで |
|---|---|---|---|
| 第160回 | 39.34% | 51.41点 | 8.59点 |
| 第162回 | 30.67% | 47.78点 | 12.22点 |
| 第163回 | 35.20% | 49.70点 | 10.30点 |
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※合格ラインまでの差は当サイトで算出
合格基準は100点満点中60点以上です。
平均点はどの回も47点台から51点台で、合格ラインに10点前後届いていません。
つまり「平均的な受験者は落ちる」試験ということです。
合格率が3割台で安定しているのは、この構造から来ています。
斉藤さやか合格率35%という数字だけ見ると難関に思えますが、平均点は50点前後です。あと10点をどこで積むかという話で、範囲が果てしなく広いわけではありません。
年金アドバイザー3級は2026年度から7月と12月に変わった

受け方の話に移ります。
経済法令研究会の3級ページには、はっきりと注記があります。
「※2026年度より7月・12月の年2回実施。」という記載です。
従来は3月と10月でした。
実際、直近の実施実績もその形です。
| 回 | 実施日 |
|---|---|
| 第160回 | 2025年3月 |
| 第162回 | 2025年10月26日 |
| 第163回 | 2026年3月1日 |
| 第164回 | 2026年7月5日 |
| 第165回 | 2026年12月6日 |
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第163回までが3月、第164回から7月へ移っています。
次回の公開試験は2026年12月6日(日)で、時間は13:30〜15:30です。
申込受付は2026年10月5日(月)9:00から10月19日(月)23:30までです。
古い記事を見て3月や10月に向けて逆算していると、申込期間を逃します。
年金アドバイザー3級はCBTなら通年で受けられる

公開試験とは別に、CBT方式があります。
| 項目 | 公開試験 | CBT方式 |
|---|---|---|
| 実施 | 年2回(7月・12月) | 2026年6月1日〜2027年3月31日 |
| 申込 | 2026年10月5日〜10月19日 | 2026年4月24日〜2027年3月28日 |
| 受験料(税込) | 5,500円 | 5,500円+事務手数料330円 |
| 会場 | 指定の受験地 | 全国のテストセンター |
| 電卓 | 持込可(1台・機能制限あり) | 持込不可。画面上の電卓を使う |
| 受験票 | あり | 発送なし |
| 再受験 | 次回まで待つ | 何回でも予約可能 |
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出題形式も合格基準も同じです。
どちらも五答択一式〈一部事例付〉50問・120分で、100点満点中60点以上が合格です。
違うのは受験の条件のほうです。
いちばん実務的に効くのが電卓です。
公開試験では電卓を1台持ち込めます。
ただし金融計算、関数、メモ機能が付いたものは使えません。
CBT方式では電卓を持ち込めず、試験画面上に表示される電卓を使います。
年金額の計算問題で手が止まらないよう、どちらで受けるかを決めてから練習するのが安全です。
CBTは「何回でも受験予約可能」と明記されています。
落ちてもすぐ次を予約できるのは、年2回の公開試験にはない利点です。
年金アドバイザー3級の出題は基本知識30問と事例20問
試験の中身を確認します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出題形式 | 五答択一マークシート式〈一部事例付〉50問(各2点) |
| 基本知識 | 五答択一式 30問 |
| 技能・応用 | 事例付五答択一式 10事例20問 |
| 試験時間 | 120分 |
| 合格基準 | 100点満点中60点以上 |
| 退席禁止 | 試験開始後60分間と終了前10分間 |
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後半20問が事例形式です。
10の事例に対して2問ずつ答える構成で、ここが「技能・応用」にあたります。
科目は6つに分かれています。
わが国の社会保険制度とその仕組み、年金制度とその仕組み、年金給付の種類と支給要件、企業年金・個人年金の仕組みと要点、年金請求手続と年金受給者の手続、その他です。
どこで落としているかも公表されています。
第163回で正解率が低かった問題は次のとおりです。
| 問 | テーマ |
|---|---|
| 問26 | 個人型確定拠出年金 |
| 問31 | 老齢基礎年金の受給資格期間 |
| 問32 | 老齢給付 |
| 問40 | 老齢給付の繰上げ請求 |
| 問44 | 遺族厚生年金 |
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老齢給付まわりが3問を占めます。
受給資格期間、繰上げ請求、老齢給付そのもので落としているということです。
勉強時間の目安については、経済法令研究会も銀行業務検定協会も公式には示していません。
年金アドバイザー3級は申し込んだ15%が受けていない
もう1つ、公表データから読めることがあります。
応募者数と受験者数の差です。
| 回 | 応募者 | 受験者 | 受験率 |
|---|---|---|---|
| 第160回 | 2,377人 | 1,998人 | 84.06% |
| 第162回 | 2,254人 | 1,888人 | 83.76% |
| 第163回 | 1,893人 | 1,639人 | 86.58% |
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3回の合計では応募6,524人に対して受験5,525人で、受験率は84.69%です(当サイトで算出)。
999人が申し込んだのに受けていません。
金融機関の団体申込が多い試験なので、業務都合での欠席も含まれると考えられます。
級ごとに並べると、この数字の意味がはっきりします。
| 級 | 受験率 | 合格率 |
|---|---|---|
| 4級 | 92.51% | 51.86% |
| 3級 | 84.69% | 35.15% |
| 2級 | 76.31% | 21.82% |
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※4級・2級は第160回と第163回、3級は第160回・第162回・第163回の合計。集計は当サイトで算出
級が上がるほど受験率が下がります。
難しい級ほど、申し込んだあとで準備が間に合わず見送る人が増えるという形です。
応募者数そのものも動いています。
3級の応募者は第160回2,377人から第163回1,893人へ、484人(20.4%)減りました(当サイトで算出)。
理由は公表されていません。
斉藤さやか受験率の話は合否には直接関係しませんが、団体申込で受けさせられる立場の人には意味があります。3級で15%が欠席するということは、周囲にも「申し込んだけど間に合わなかった」人が一定数いるということです。
CBTなら通年で受けられるので、学習が仕上がった時点で申し込めます。
仕上げまでの期間は年金アドバイザー講座の学習期間が目安になります。
年金アドバイザー3級の費用は5,500円から
かかるお金も確認しておきます。
| 級 | 公開試験(税込) | CBT(税込) |
|---|---|---|
| 4級 | 4,950円 | 4,950円+事務手数料330円 |
| 3級 | 5,500円 | 5,500円+事務手数料330円 |
| 2級 | 8,250円 | 実施なし |
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CBTのほうが330円高くなります。
公開試験には事務手数料がかからないためです。
その代わりCBTは日程を自分で選べて、何度でも予約できます。
330円の差をどう見るかは、次の試験日まで待てるかどうかで決まります。
受験資格はありません。
CBTのページには「どなたでも受験可能」と明記されています。
金融機関の行職員向けの試験ですが、業界の外からでも受けられます。
年金アドバイザー3級の難易度に関するよくある質問
年金アドバイザー3級の合格率は何%ですか
直近3回(第160回・第162回・第163回)の合計で35.15%です。
受験者5,525人に対して合格者1,942人でした(当サイトで算出)。
回ごとでは第162回の30.67%が最も低く、第160回の39.34%が最も高い数字です。
年金アドバイザー3級の試験日はいつですか
公開試験は2026年度から7月・12月の年2回になりました。
次回は2026年12月6日(日)13:30〜15:30で、申込受付は2026年10月5日から10月19日までです。
CBT方式なら2026年6月1日から2027年3月31日までの期間で日程を選べます。
年金アドバイザー3級は何点取れば合格ですか
100点満点中60点以上です。
ただし平均点は第160回51.41点、第162回47.78点、第163回49.70点で、どの回も合格ラインに10点前後届いていません。
CBTと公開試験ではどちらが有利ですか
出題形式も合格基準も同じで、難易度に差があるとは公表されていません。
違うのは条件のほうです。
CBTは通年で何回でも予約できる代わりに電卓を持ち込めず、事務手数料330円がかかります。
公開試験は年2回ですが電卓を持参でき、事務手数料はかかりません。
年金アドバイザー3級に受験資格はありますか
ありません。
CBT方式のページには「どなたでも受験可能」と明記されています。
金融機関の行職員を主な対象とした試験ですが、業界外からの受験も制限されていません。
まとめ|年金アドバイザー3級は平均点が合格ラインに10点届かない試験
- 直近3回の合計で合格率35.15%(受験5,525人・合格1,942人)
- 回ごとでは30.67%〜39.34%で9ポイント近く動く
- 平均点は47.78〜51.41点で、合格ライン60点に10点前後届いていない
- 公開試験は2026年度から7月・12月の年2回に変更された(従来は3月・10月)
- 次回の公開試験は2026年12月6日、申込は2026年10月5日〜10月19日
- CBT方式は2026年6月1日〜2027年3月31日で、何回でも予約できる
- 出題形式と合格基準は公開試験もCBTも同じ
- 公開試験は電卓を持ち込めるが、CBTは持ち込めず画面上の電卓を使う
- CBTは事務手数料330円が別途かかる
- 出題は基本知識30問と事例付20問の計50問、120分
- 第163回で正解率が低かったのは確定拠出年金と老齢給付まわり
- 勉強時間の目安は経済法令研究会も銀行業務検定協会も公表していない
- 申し込んだうち15.31%が受験しておらず、3回で999人が欠席している
- 受験率は4級92.51%・3級84.69%・2級76.31%で、級が上がるほど下がる
- 応募者は第160回2,377人から第163回1,893人へ20.4%減っている
- 受験資格はなく、金融機関の行職員以外でも受けられる
2級との違いや記述式の中身は年金アドバイザー2級の難易度で整理しています。
資格そのものの評価については年金アドバイザーは意味ないのかでまとめました。
講座で対策する場合は年金アドバイザー通信講座おすすめ比較を参考にしてください。


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