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一級建築士の設計製図試験とは|課題公表から本番まで約2か月半

一級建築士の設計製図試験。令和7年の合格率は35.0%で課題は学科の2日前に公表される
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一級建築士試験の第2段階が設計製図の試験です。

学科に合格した人だけが受けられ、合格率は3割前後で推移しています。

特徴的なのは、試験課題が事前に公表される点です。

令和8年は7月24日頃に課題が公表され、10月11日に試験が行われました。

この記事では、公表されている課題と合格率の実績から、製図試験の位置づけを確認します。

編集部のアドバイス

斉藤さやか
斉藤さやか

製図は課題が先に分かっている試験です。ただし公表されるのは建物の用途だけで、条件は当日にならないと分かりません。準備期間は約2か月半ありますが、学科の合格発表を待ってから始めると1か月余りしか残らないので、学科直後に動き出せるかどうかが分かれ目になります。

目次

本コンテンツは、当サイト(ママキャン資格部)の制作ガイドラインに基づく編集プロセスを経て作成しています。 >>コンテンツ制作ガイドライン

設計製図の試験は学科合格者だけが受けられる

課題公表から製図試験までの期間

試験の位置づけです。

項目内容
受験できる人学科の試験の合格者
令和8年の実施日令和8年10月11日(日)
課題の公表令和8年7月24日(金)頃
受験票の発行令和8年9月24日(木)頃
合格者の発表令和8年12月23日(水)予定

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課題が公表されるのは7月24日頃で、学科の試験(7月26日)の2日前にあたります。

つまり学科を受ける時点で、その年の製図課題は分かっています。

試験本番の10月11日まで、課題公表から約2か月半です。

学科の合格発表を待つと準備期間が半分以下になる

日程を並べると、時間の使い方が結果を左右することが分かります。

起点製図試験までの期間
課題公表(7月24日頃)約11週間
学科の試験(7月26日)約11週間
学科の合格発表(9月2日)約5週間

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※期間は当サイトで算出

学科の合格発表は9月2日で、製図は10月11日です。

合格を確認してから始めると約5週間しか残りません。

課題公表の時点から動けば約11週間あるため、準備期間は2倍以上の差になります。

斉藤さやか斉藤さやか

学科の自己採点で基準点を超えていそうなら、発表を待たずに製図へ入るのが定石です。もし学科が不合格でも、製図の練習は翌年に持ち越せます。

設計製図の合格率は3割前後で推移している

直近5年の実績です。

年実受験者数合格者数合格率
令和3年10,499人3,765人35.9%
令和4年10,509人3,473人33.0%
令和5年10,238人3,401人33.2%
令和6年11,306人3,010人26.6%
令和7年11,381人3,988人35.0%

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合格率は26.6%から35.9%の範囲です。

最も低かったのは令和6年の26.6%で、この年は合格者数も3,010人と5年間で最少でした。

受験者数は1万人から1万1千人台で安定しています。

学科の合格者数は年によって4,529人から6,531人まで動くのに、製図の受験者数が安定しているのは、過去の学科合格者が製図から受験できる仕組みがあるためです。

製図の受験者の半分以上はその年の学科合格者ではない

令和7年 設計製図受験者の構成

製図の合格率を読むうえで欠かせないのが、受験者の構成です。

その年の学科合格者数と、製図の受験者数を並べました。

年学科合格者数製図実受験者数当年の学科合格者が占める割合
令和3年4,832人10,499人46.0%
令和4年6,289人10,509人59.8%
令和5年4,562人10,238人44.6%
令和6年6,531人11,306人57.8%
令和7年4,529人11,381人39.8%

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※割合は当サイトで算出

令和7年でいえば、製図の受験者11,381人のうち、その年の学科合格者は4,529人で39.8%です。

残る6,852人は過去に学科へ合格した人たちです。

つまり製図の受験者の6割は、すでに一度は製図を経験している層だということになります。

学科合格者数が年によって4,529人から6,531人まで動くのに、製図の受験者数が1万人前後で安定しているのはこのためです。

斉藤さやか斉藤さやか

「製図は3割受かる」という数字の母集団には、前年・前々年に製図で涙をのんだ人が多く含まれています。初挑戦の年にいきなり通るのは、この数字が示すより難しいと考えたほうが実態に近いはずです。

課題発表から本番まで約2か月半しかなく、独学では添削を受ける相手がいません。

製図の添削が付く講座は製図対策のある一級建築士講座でまとめています。

設計製図の課題は毎年テーマが変わる

過去5年の設計製図試験の課題

過去5年に出題された課題です。

年課題
令和3年集合住宅
令和4年事務所ビル
令和5年図書館
令和6年大学
令和7年庁舎

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住宅系、業務系、公共系と、用途が毎年入れ替わっています。

同じ用途が連続して出題されてはいません。

公表されるのは用途までで、敷地条件や要求室、面積などは当日の問題用紙で初めて示されます。

そのため課題が分かっていても、その用途の計画上の定石を身につける準備が必要になります。

課題が分かっていても合格率は3割にとどまる

事前に課題が公表されているにもかかわらず、合格率は3割前後です。

見方数字
課題公表から本番まで約11週間
直近5年の合格率レンジ26.6%〜35.9%
直近5年で最も低い年令和6年の26.6%

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準備期間があり課題も分かっている状態で7割近くが不合格になるのは、限られた時間内に図面をまとめる技能が問われる試験だからです。

知識を問う学科とは性質が異なります。

設計製図の合格者は実務に就いている人が中心

令和7年の製図合格者3,988人の職域です。

職域構成比
建設業34.9%
建築士事務所29.6%
住宅メーカー14.3%
官公庁等6.3%
不動産業4.1%
その他10.8%

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建設業と建築士事務所で64.5%を占めます。

職務別で見ると、建築設計が40.9%、施工管理・現場管理が18.6%、構造設計が6.8%、工事監理が4.8%、行政が4.8%でした。

設計の実務に就いている人が中心ですが、施工管理の側から取得する人も2割近くいます。

年齢別では24〜26歳が30.3%、27〜29歳が20.8%で、20代後半が最も多い層です。

働きながら受験している人が大半だと読める構成になっています。

一級建築士の設計製図試験に関するよくある質問

設計製図の試験は誰が受けられますか?

学科の試験の合格者です。

受験申込には「設計製図の試験」のみという受験区分があり、過去の学科合格者はこの区分で申し込めます。

課題はいつ公表されますか?

令和8年は7月24日頃に公表されました。

学科の試験の2日前にあたります。

課題では何が公表されますか?

建物の用途が示されます。

敷地条件や要求室などの具体的な条件は、試験当日の問題で初めて示されます。

設計製図の合格率は何%ですか?

直近5年では26.6%から35.9%です。

令和7年は35.0%でした。

学科より簡単ですか?

合格率だけ見れば学科より高くなります。

ただし学科を通過した人だけが受ける試験なので、単純な比較はできません。

過去にどんな課題が出ましたか?

令和3年が集合住宅、令和4年が事務所ビル、令和5年が図書館、令和6年が大学、令和7年が庁舎でした。

準備はいつから始めるべきですか?

課題は7月下旬に公表されます。

学科の合格発表(9月2日)を待つと試験まで約5週間しか残らないため、学科直後から始める人が多くなります。

まとめ|設計製図は課題が分かっていても3割の試験

  • 設計製図は学科の合格者だけが受けられる第2段階の試験
  • 令和8年は10月11日に実施、合格発表は12月23日予定
  • 課題は学科の2日前、7月24日頃に公表される
  • 公表されるのは用途までで、条件は当日示される
  • 直近5年の合格率は26.6%から35.9%
  • 令和6年の26.6%が最も低く、合格者数も3,010人で最少
  • 課題公表から本番まで約11週間だが、合格発表を待つと約5週間になる
  • 合格者の64.5%は建設業と建築士事務所に所属している

学科を含めた全体の合格率は一級建築士の難易度にまとめています。

講座で対策する場合は一級建築士の通信講座おすすめ6選で比較してください。

製図の発表日に公表される内容と、学科免除の数え方は一級建築士の合格発表はいつ?で扱っています。

出典一覧

この記事を書いた人

斉藤さやかのアバター 斉藤さやか Mamcamp代表・講師

強みも特技もない一人の主婦から、公式LINE/Instagram/YouTubeなどの運用・監修を1,200件以上経験し、時間と場所に縛られない働き方を実現。

現在はマーケティングコンサルタントとしても活動しながら、これまでに累計900名以上(のべ1,000名近く)の主婦の働き方をサポート。ママキャンでは「強みのない主婦でも、自分に合う仕事は必ず見つかる」という前提で、一人ひとりに合わせた個別サポートに邁進しています。

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