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メディカルクラークとは|試験内容と「医療クラーク」との違い

メディカルクラークとは。医療事務技能審査試験の称号で総受験者は50年で171万人
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メディカルクラークを調べると、医師の事務作業を代行する「医療クラーク」の説明が混ざって出てきます。

この2つは別のものです。

メディカル クラーク®は日本医療教育財団の医療事務技能審査試験に合格した人に与えられる称号で、医療クラーク(医師事務作業補助者)は別の職種です。

この記事では、財団の公表情報でメディカル クラーク®の試験内容を確認し、混同されやすい資格との違いを整理します。

編集部のアドバイス

斉藤さやか
斉藤さやか

「クラーク」が付く資格は複数あり、名前が似ているのに対象業務がまったく違います。求人票で「クラーク募集」と書かれていた場合は、受付・会計・レセプトの医療事務なのか、医師の事務作業を代行する医師事務作業補助者なのかを必ず確認してください。求められる資格も変わります。

目次

本コンテンツは、当サイト(ママキャン資格部)の制作ガイドラインに基づく編集プロセスを経て作成しています。 >>コンテンツ制作ガイドライン

メディカルクラークとは医療事務技能審査試験の合格者に与えられる称号

メディカルクラークの名称と実施団体

まず名称の関係を整理します。

項目内容
試験の名称医療事務技能審査試験
実施団体一般財団法人 日本医療教育財団
合格者に付与する称号メディカル クラーク®(医科・歯科)
試験の目的医療事務業務に従事する者の知識および技能の程度を審査し証明すること
審査の対象医療機関等における受付業務、診療報酬請求事務業務に関する職業能力

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つまり「メディカルクラークの試験」という言い方は正確ではありません。

試験名は医療事務技能審査試験で、メディカル クラーク®はその称号です。

医科と歯科に分かれており、それぞれの称号が与えられます。

医療事務関係では最大規模の試験

財団が公表している累計実績です。

項目実績
集計期間昭和49年度からの50年
総受験者数171万人
合格者数99万人超

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財団はこの試験を「医療事務関係としては最大規模の試験」と説明しています。

専門学校や短大、大学、職業訓練校など、団体で受験する教育機関も多数登録されています。

なお合格率は公表されていません。

斉藤さやか斉藤さやか

累計171万人という規模は、医療事務の資格の中では別格です。「どの資格が知られているか」を気にするなら、この受験者数は判断材料になると思います。

メディカルクラークの試験内容は学科と実技の2科目

医療事務技能審査試験の科目構成

試験の中身です。

科目時間内容
学科50分医療事務知識 入力・選択(○×・択一)方式 60問
実技70分患者接遇 入力・選択(択一)方式 2事例
実技70分診療報酬明細書(出来高請求)の作成 入力・選択(択一)方式 2症例
実技70分基本診療料および特掲診療料の項目ごとの計算 入力方式 15問
実技70分1日分の外来会計の点検・病名との突合 2症例(医科)

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歯科の場合、最後の項目は「治療の流れの点検・病名との突合」になります。

財団は「学科・実技ともに参考資料を見ることができます」と明記しています。

暗記して臨む試験ではなく、資料を引いて算定できるかを見る設計です。

受験資格はなく受験料は8,800円

申込条件と費用です。

項目内容
受験資格問いません
受験料8,800円(税込)医科・歯科
支払方法クレジットカード決済またはコンビニ払い
試験日程毎月実施(土日を中心に月複数回設定)
試験実施方法インターネット試験(IBT方式・試験官による監視あり)
申込期間試験日の1ヵ月前より1週間前まで
申込方法インターネット申込み

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学歴や実務経験の要件がないため、独学でも受験できます。

受験方式は試験官による監視が付くインターネット試験です。

自宅から受験できますが、完全に自由な環境ではありません。

メディカルクラークの合格基準は学科・実技それぞれ70%以上

合否の判定方法です。

項目内容
合否の判定学科試験および実技試験の各々の得点率が70%以上
試験結果の発表2科目終了後、試験結果画面に結果が表示される
合格証書の交付結果発表後、試験結果画面から交付(PDFをダウンロード可)

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注意したいのは「各々の」という条件です。

学科と実技の合計ではなく、両方でそれぞれ70%以上が必要になります。

どちらか一方が突出しても合格にはなりません。

なお1科目のみ受験した場合は結果が表示されません。

合否が受験直後に画面で分かり、合格証書もその場でPDFで受け取れる点は他資格と比べて速い部分です。

どの称号を狙うかで、選ぶ講座も変わります。

対応資格ごとの講座は資格別に選ぶ医療事務講座で確認できます。

メディカルクラークと医科 医療事務管理士®を並べて比べる

2つの医療事務資格を条件で比べる

対象業務が近いこの2つで迷う人が多いので、条件を並べます。

項目メディカル クラーク®医科 医療事務管理士®
実施団体日本医療教育財団技能認定振興協会
受験料8,800円(税込)7,500円(税込)
受験方式インターネット試験(監視あり)在宅試験(紙)/インターネット試験
実施日毎月(土日中心に月複数回)在宅は毎月第4土曜日の翌日/IBTは随時
試験時間学科50分・実技70分学科60分・実技120分(IBT)
合格基準学科・実技の各々70%以上在宅は学科約80%と実技の条件/IBTは総合70%
合格率非公表直近6回平均80.2%
結果2科目終了後に画面表示IBTは画面表示/在宅は1ヵ月以内に文書

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費用は医科 医療事務管理士®が1,300円安いですが、申込手数料がWEBで230円、コンビニ端末で550円かかります。

実技の試験時間は医科 医療事務管理士®のほうが50分長く、入院レセプトの作成問題が含まれます。

一方でメディカル クラーク®は患者接遇が独立した審査項目になっており、窓口対応の比重が高い構成です。

合格率が公表されているのは医科 医療事務管理士®のみで、水準の確認ができる点は判断材料になります。

選び方の分かれ目は受験環境と合格基準

どちらを選ぶかは、次の2点で決まります。

重視する点向いている資格
完全に自宅で資料を広げて解きたい医科 医療事務管理士®の在宅試験
科目ごとの基準がそろっているほうがよいメディカル クラーク®(各70%)
合格率の実数を確認して受けたい医科 医療事務管理士®
窓口対応の評価も含めたいメディカル クラーク®

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在宅試験は資料も計算機も使えますが、学科で約80%が必要です。

基準の高さと環境の自由さは引き換えになっていると考えてください。

「医療クラーク」や似た名称の資格との違い

混同されやすい名称を整理します。

名称正式な試験名実施団体対象業務
メディカル クラーク®医療事務技能審査試験日本医療教育財団受付業務、診療報酬請求事務業務
ドクターズクラーク®医師事務作業補助技能認定試験日本医療教育財団医師の事務作業の補助
ドクターズオフィスワークアシスト®医師事務作業補助者検定試験技能認定振興協会医師の事務作業の代行
医科 医療事務管理士®医科 医療事務管理士®技能認定試験技能認定振興協会受付・会計からレセプトまで

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一般に「医療クラーク」と呼ばれるのは、表の2段目と3段目にあたる医師事務作業補助者です。

医師の代わりに診断書やカルテの代行入力を行う職種で、受付や会計は担当しません。

メディカル クラーク®とは業務が重なりません。

同じ財団はほかにも、医事オペレータ技能認定試験(メディカルオペレータ)、ケアクラーク技能認定試験、医療通訳技能認定試験などを実施しています。

名称が似ているだけで対象業務が違うため、求人票の業務内容で判断する必要があります。

斉藤さやか斉藤さやか

「クラーク」は英語で事務員という意味なので、医療の現場ではいろいろな職種に付きます。資格名だけで役割を推測しないほうが安全です。

メディカルクラークに関するよくある質問

メディカルクラークは国家資格ですか?

違います。

一般財団法人 日本医療教育財団が実施する民間の認定試験です。

メディカルクラークの合格率は何%ですか?

公表されていません。

公表されているのは昭和49年度からの50年で総受験者171万人、合格者99万人超という累計実績です。

受験資格はありますか?

ありません。

財団は受験資格を「問いません」と明記しています。

自宅で受験できますか?

できます。

ただし試験官による監視が付くインターネット試験(IBT方式)です。

資料を見ながら受験してよいのですか?

よいとされています。

財団は学科・実技ともに参考資料を見ることができると明記しています。

メディカルクラークと医療事務管理士のどちらがよいですか?

対象業務が近いため、受験料と実施日程で選ぶのが現実的です。

合格率と合格基準の比較は医療事務の難易度にまとめています。

医療クラークになりたい場合はどうすればよいですか?

医師事務作業補助者向けの資格が別にあります。

日本医療教育財団のドクターズクラーク®や技能認定振興協会のドクターズオフィスワークアシスト®が該当します。

まとめ|メディカルクラークは試験名ではなく称号

  • 試験名は医療事務技能審査試験で、メディカル クラーク®は合格者に与えられる称号
  • 実施は一般財団法人 日本医療教育財団で、医科と歯科に分かれる
  • 累計で総受験者171万人・合格者99万人超と公表されており医療事務関係では最大規模
  • 合格率は公表されていない
  • 受験資格はなく受験料は8,800円(税込)、毎月実施
  • 試験官による監視付きのインターネット試験で、学科・実技とも参考資料を見られる
  • 合格基準は学科・実技の各々で得点率70%以上
  • 合否は受験直後に画面表示され、合格証書はPDFでダウンロードできる
  • 「医療クラーク」は医師事務作業補助者を指し、業務が重ならない別の資格

講座で対策する場合は医療事務通信講座おすすめ8選で比較してください。

出典一覧

この記事を書いた人

斉藤さやかのアバター 斉藤さやか Mamcamp代表・講師

強みも特技もない一人の主婦から、公式LINE/Instagram/YouTubeなどの運用・監修を1,200件以上経験し、時間と場所に縛られない働き方を実現。

現在はマーケティングコンサルタントとしても活動しながら、これまでに累計900名以上(のべ1,000名近く)の主婦の働き方をサポート。ママキャンでは「強みのない主婦でも、自分に合う仕事は必ず見つかる」という前提で、一人ひとりに合わせた個別サポートに邁進しています。

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