生成AIパスポートの合格ラインを探している方に、先に結論をお伝えします。
公式は合格基準を公表していません。
生成AI活用普及協会(GUGA)のよくある質問には「合否に関する基準点や採点の詳細については開示しておりません」と書かれています。
ネット上には「7割」「8割」といった数字が出回っていますが、公式が開示していない以上、裏付けのある数字ではありません。
この記事では、公式が公表している数字だけを使って、合格ラインの代わりに何を目安にすればよいかを整理します。
範囲を自分で管理するのが不安なら、講座に沿って進める方法もあります。
\生成AIパスポートの対策講座を見る/
編集部のアドバイス

合格点が分からないと不安になりますが、この試験に関しては考えても答えが出ません。公表されている合格率は75〜81%です。範囲を一周できていれば届く水準だと割り切って、シラバスの消化に時間を使ってください。
生成AIパスポートの合格ラインは公式が非開示
まず一次情報を確認します。
公式のよくある質問に書かれている内容
GUGAのよくある質問には、合格基準についてこう書かれています。
斉藤さやか合否に関する基準点や採点の詳細については開示しておりません。
試験の概要ページにも、合格基準の記載はありません。
基準点だけでなく「採点の詳細」も開示されていない点が重要です。
つまり配点が全問均等なのか、複数選択問題に部分点があるのかも公表されていません。
なぜ推測値が出回っているのか
合格ラインが非開示であるにもかかわらず、具体的な数字を挙げている情報は少なくありません。
多くは他の資格試験からの類推か、受験者の体感によるものです。
| よく見る数字 | 根拠 |
|---|---|
| 7割程度 | 他の入門系資格の一般的な合格基準からの類推 |
| 8割程度 | 合格率が8割前後であることとの混同 |
← 横にスクロールできます →
合格率と合格ラインは別のものです。
合格率81.2%は「受験者の81.2%が合格した」という意味であって、「81.2%得点すれば合格」ではありません。
ここを取り違えた情報が広がっている可能性があります。
斉藤さやか公式が「開示しておりません」と明言している以上、合格ラインを断定している情報源は、どこかで推測を事実にすり替えています。数字の出どころが書かれているかを確認してください。
生成AIパスポートで合格ラインの代わりに使える公式の数字
点数の目標は立てられませんが、公式が出している数字はあります。
生成AIパスポートの合格率は75.08〜81.2%
GUGAは試験回ごとに結果を公表しています。
| 試験回 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 2024年 第1回 | 1,613名 | 1,211名 | 75.08% |
| 2024年 第2回 | 2,985名 | 2,351名 | 78.76% |
| 2024年 第3回 | 3,733名 | 2,828名 | 75.76% |
| 2025年2月 | 6,590名 | 5,104名 | 77.45% |
| 2025年6月 | 10,759名 | 8,300名 | 77.14% |
| 2025年10月 | 26,230名 | 20,529名 | 78.27% |
| 2026年2月 | 28,415名 | 22,401名 | 78.84% |
| 2026年4月 | 9,436名 | 7,487名 | 79.35% |
| 2026年6月 | 21,752名 | 17,380名 | 79.90% |
| 2026年8月 | 記載なし | 記載なし | 81.2% |
← 横にスクロールできます →
10回を通して75〜81%の範囲に収まり、直近ほど高くなっています。
5人に4人が合格している試験です。
合格ラインが分からなくても、この水準なら準備した人が落ちる試験ではないと判断できます。
問題数と試験時間は公表されている
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験時間 | 60分間 |
| 問題数 | 60問 |
| 開催形式 | オンライン(IBT方式) |
| 出題形式 | 4つの選択肢から、適切あるいは不適切な解答を1つ又は複数選ぶ |
← 横にスクロールできます →
60問という問題数は分かっているので、「何問正解すれば」という計算の分母だけは確定しています。
ただし分子にあたる基準が非開示なので、結局は逆算できません。
生成AIパスポートの合格基準で分かっていること
非開示の範囲を正確に把握しておくと、無駄な心配が減ります。
分かっているのは出題形式まで
公式に書かれているのは「4つの選択肢から、適切あるいは不適切な解答を1つ又は複数選ぶ」という形式です。
公開されている例題3問のうち、2問が「不適切なものを選びなさい」でした。
複数選択の部分点は不明
「1つ又は複数選ぶ」とある以上、複数選択の問題が含まれます。
一般的な試験では、複数選択で一部だけ正解しても得点にならない方式が多く使われます。
ただし生成AIパスポートについては、採点の詳細が開示されていないため部分点があるかどうかも分かりません。
確実なのは、複数選択の問題で迷ったときに「とりあえず1つだけ選ぶ」戦略が安全とは限らない、ということです。
選択肢を1つずつ正誤判定できる状態を目指してください。
生成AIパスポートは合格ラインが分からない前提で対策する
目標点が置けない以上、対策は範囲の網羅に寄せるのが合理的です。
シラバスの5章を一周する
出題はシラバスから出ます。
2027年2月試験から適用されるシラバスは5章構成です。
| 章 | 大項目 |
|---|---|
| 第1章 | AIの基礎と歴史 |
| 第2章 | 生成AI |
| 第3章 | AIエージェント |
| 第4章 | 生成AIのリスク予防・AI倫理・ガバナンス |
| 第5章 | 生成AIの実践と活用事例 |
← 横にスクロールできます →
シラバスには章ごとの詳細キーワードまで書かれています。
出題される用語が名指しされているため、合格ラインが分からなくても「やるべきこと」は確定できます。
具体的な進め方は生成AIパスポートの勉強方法にまとめています。
独学で不安なら対策講座を使う
資格対策ドットコム(アーティスソリューションズ)は、GUGA公認アンバサダーとして生成AIパスポートの対策講座を提供しています。受講料は4,950円(税込)で利用期間は3か月、GUGA製作の公式テキスト(冊子)に加えて要点キーワード解説・理解度チェックテスト・模擬試験が付きます。さらに受講者は、講座内から申し込むと受験料が20%OFFになります(出典:資格対策ドットコム「生成AIパスポート対策講座」・2026年10月4日確認)。
ただし公式ページには「2027年試験対応版リリースに向けて準備を進めております。リリースは2027年1月上旬を予定しています」と記載されており、現時点では申込ボタンが設置されていません。2027年2月試験から新シラバスが適用されるため、その回を狙う場合はリリース時期に合わせて確認してください。
範囲を自分で管理するのが不安な場合は、講座に沿って進めるほうが抜けが出ません。
\eラーニングで範囲を押さえる/
生成AIパスポートの合否はいつ分かるか
合格ラインが分からないぶん、結果の確認方法は押さえておきたいところです。
結果は試験実施月の翌月中旬
合否結果は、試験実施月の翌月中旬(目安として20日頃まで)に公開される予定とされています。
採点状況により公開時期が前後する場合がある、とも書かれています。
受験してすぐに点数が出る形式ではありません。
申込後の返金は原則できない
決済手続き完了後のキャンセル・返金は原則として受け付けておらず、例外は重複申し込みが確認できた場合のみです。
受験料は一般11,000円・税込、学生5,500円・税込です。
試験は年5回(2月・4月・6月・8月・10月)実施されているため、不合格でも次の回を受けられます。
ただし受験料はそのつど必要です。
生成AIパスポートの合格ラインに関するよくある質問
生成AIパスポートの合格ラインは何点ですか?
公式は「合否に関する基準点や採点の詳細については開示しておりません」としており、公表されていません。
具体的な点数を挙げている情報は、公式の裏付けがない推測値です。
何割正解すれば合格できますか?
公表されていません。
問題数が60問であることは公式に示されていますが、基準点が非開示なので必要な正解数は計算できません。
合格率が8割なら8割取れば合格ですか?
違います。
合格率は「受験者のうち何%が合格したか」を示す数字で、必要な得点率ではありません。
直近10回の合格率は75.08〜81.2%です。
複数選択の問題に部分点はありますか?
公表されていません。
公式は採点の詳細も開示していないため、部分点の有無は分かりません。
選択肢を1つずつ正誤判定できる状態を目指すのが安全です。
不合格だった場合はどうなりますか?
試験は年5回実施されているため、次の回を受験できます。
ただし決済後の返金は原則なく、受験料はそのつど必要です。
合否はいつ分かりますか?
試験実施月の翌月中旬(目安として20日頃まで)に公開される予定です。
採点状況により前後する場合があります。
まとめ:生成AIパスポートの合格ラインは非公表、目安は合格率で代替する
生成AIパスポートの合格ラインについて、公式情報から整理すると次のとおりです。
- 合格基準は「開示しておりません」と公式が明言している
- 基準点だけでなく採点の詳細も非開示で、部分点の有無も不明
- 公表されているのは問題数60問・試験時間60分・出題形式まで
- 合格率は直近10回で75.08〜81.2%
- 合否は試験実施月の翌月中旬に公開、決済後の返金は原則不可
点数を目標にできない試験なので、シラバス5章の網羅に切り替えるのが実質的な対策です。
合格率の推移は生成AIパスポートの難易度で詳しく扱っています。
出典一覧
- 生成AI活用普及協会「よくある質問」(2026年10月4日確認)
- 生成AI活用普及協会「生成AIパスポート」(2026年10月4日確認)
- GUGA「2026年6月試験の結果」
- 2026年2月試験の結果
- 生成AI活用普及協会「生成AIパスポート試験例題」(2026年10月4日確認)
- 生成AI活用普及協会「生成AIパスポート試験シラバス(2027年2月試験より適用)」(2026年10月4日確認)
- 資格対策ドットコム公式(2026年10月4日確認)


コメント