生成AIパスポートの難易度は、合格率で見るかぎり年々下がっています。
2024年の第1回は75.08%でしたが、直近の2026年8月試験は81.2%です。
同じ期間に受験者数は1,613名から2万人規模へ増え、累計受験者は11万名を超えました。
この記事では、生成AI活用普及協会(GUGA)が各回で公表している結果をすべて集計し、難易度の実態を確認します。
受験料・試験形式・シラバス・更新制度も、公式の記載どおりに整理しました。
独学で進めるか対策講座を使うか迷っている場合は、講座の内容と料金を先に見ておくと判断が早くなります。
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編集部のアドバイス

合格率8割前後なので「落ちる試験」ではありません。判断すべきなのは難易度より、11,000円を払って何に使うかです。受験前に活かし道を決めておくと、取ってから迷いません。
生成AIパスポートの難易度は合格率で見ると下がり続けている
まず全回の実測を並べます。
GUGAが試験ごとに公表しているリリースの数字を、こちらで時系列に並べ直しました。
生成AIパスポートの合格率と受験者数の全10回推移
| 試験回 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 2024年 第1回 | 1,613名 | 1,211名 | 75.08% |
| 2024年 第2回 | 2,985名 | 2,351名 | 78.76% |
| 2024年 第3回 | 3,733名 | 2,828名 | 75.76% |
| 2025年2月 | 6,590名 | 5,104名 | 77.45% |
| 2025年6月 | 10,759名 | 8,300名 | 77.14% |
| 2025年10月 | 26,230名 | 20,529名 | 78.27% |
| 2026年2月 | 28,415名 | 22,401名 | 78.84% |
| 2026年4月 | 9,436名 | 7,487名 | 79.35% |
| 2026年6月 | 21,752名 | 17,380名 | 79.90% |
| 2026年8月 | 記載なし | 記載なし | 81.2% |
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合格率は10回を通して75〜81%の範囲に収まっています。
第1回の75.08%が最低で、直近の81.2%が最高です。
受験者が増えても生成AIパスポートの合格率は下がっていない
受験者が増えるほど合格率が下がる試験は少なくありません。
母集団が広がると、準備が浅い受験者の比率が上がるためです。
ところがこの試験は逆で、受験者が17倍に増えた期間に合格率が6ポイント上がりました。
出題が易しくなったのか、対策教材が揃ってきたのかは公表されていません。
少なくとも「受験者が増えて競争が厳しくなる」タイプの試験ではない、とは言えます。
斉藤さやか合格率が上がり続けている資格は、裏を返すと希少性が下がり続けている資格でもあります。「取りやすいうちに取る」判断と「価値が薄まる前に別の資格へ」という判断の両方があり得ます。
生成AIパスポートの累計受験者は11万名を超えた
規模の推移も押さえておきます。
2024年第1回の受験者は1,613名でした。
2026年2月試験では28,415名で、17.6倍になっています。
累計では2026年2月時点で83,041名、2026年6月時点で115,062名です。
有資格者は累計90,789名に達しています。
4か月で累計受験者が3万人以上増えた計算です。
これだけ普及すると、履歴書に書いたときの差別化効果は薄れていきます。
難易度が低いことと、評価されることは別の話です。
生成AIパスポートの試験形式と合格基準
難易度は合格率だけでは測れません。
試験の形式と基準を公式の記載で確認します。
生成AIパスポートは60分60問のIBT方式
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験時間 | 60分間 |
| 問題数 | 60問 |
| 開催形式 | オンライン(IBT方式) |
| 出題形式 | 4つの選択肢から、適切あるいは不適切な解答を1つ又は複数選ぶ |
| 出題範囲 | シラバスより出題 |
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IBT方式なので、試験会場へ行く必要がありません。
自宅のパソコンから受験できます。
60分で60問なので、1問あたり1分です。
生成AIパスポートの出題は単純な四択ではない
注意したいのが出題形式です。
公式には「4つの選択肢から、適切あるいは不適切な解答を1つ又は複数選ぶ」と書かれています。
つまり複数選択の問題が含まれます。
複数選択は、部分的に正解していても得点にならない形式が一般的です。
「適切なもの」を選ぶのか「不適切なもの」を選ぶのかも問題ごとに変わります。
合格率が8割を超えていても、まったく勉強せずに受かる試験ではないと考えてください。
生成AIパスポートの合格ラインは公表されていない
合格基準について、公式ページに記載はありません。
「生成AIパスポート 合格ライン」で検索する人は多いのですが、公式が点数を明言していないのが実情です。
非公式の情報を鵜呑みにして「何割取れば安全」と判断するのは危険です。
点数を目標にするより、シラバスの範囲を一周することを目標にするほうが確実です。
合格基準が非公表である点は生成AIパスポートの合格ラインで詳しく扱っています。
生成AIパスポートの受験料と試験日程
費用とスケジュールも難易度に関わります。
生成AIパスポートの受験料は学生なら半額
| 区分 | 受験料(税込) |
|---|---|
| 一般 | 11,000円 |
| 学生 | 5,500円 |
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学生は半額です。
在学中に取るか社会人になってから取るかで、同じ資格の取得コストが2倍変わります。
社会人の場合は、勤務先の資格取得支援制度の対象になっているかを先に確認する価値があります。
生成AIパスポートは年5回、受験期間は1か月ある
試験日が1日に固定されていない点が、他の資格と大きく違います。
| 試験 | 申込期間 | 受験期間 |
|---|---|---|
| 2月試験 | 10月1日〜1月31日 | 2月1日〜2月29日 |
| 4月試験 | 2月1日〜3月31日 | 4月1日〜4月30日 |
| 6月試験 | 4月1日〜5月31日 | 6月1日〜6月30日 |
| 8月試験 | 6月1日〜7月31日 | 8月1日〜8月31日 |
| 10月試験 | 8月1日〜9月30日 | 10月1日〜10月31日 |
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受験期間が1か月あるため、仕事や家庭の予定に合わせやすい形式です。
一方で「試験日まであと何日」という締め切り効果が効きません。
申し込んだ時点で自分の受験日を決めて逆算しないと、月末まで先延ばしになりがちです。
生成AIパスポートの難易度を下げる勉強の進め方
合格率が高い試験でも、準備の仕方で結果は変わります。
生成AIパスポートのシラバスは毎年改訂される
出題はシラバスの範囲から出ます。
公式サイトでは2027年2月試験以降用と、2026年10月試験までの旧シラバスの2つがPDFで配布されています。
シラバスは基本として毎年2月の改訂です。
生成AIという分野の性質上、1年前の教材が古くなっている可能性があります。
どの試験回向けの教材かを必ず確認してください。
生成AIパスポートの公式テキストは試験回ごとに出ている
公式サイトには、試験回に対応したテキストと問題集が並んでいます。
2027年2・4・6・8・10月試験向けの公式テキストは予約受付中とされ、2026年10月試験向けのテキストも別に用意されています。
マンガ形式のテキスト&問題集や、公認テキスト&問題集も掲載されています。
独学で進める場合は、受験する回に対応した公式テキストを選ぶのが基本です。
シラバスの章立てから勉強の順番を組む手順は生成AIパスポートの勉強方法にまとめています。
独学で不安なら生成AIパスポートの対策講座を使う
資格対策ドットコム(アーティスソリューションズ)は、GUGA公認アンバサダーとして生成AIパスポートの対策講座を提供しています。受講料は4,950円(税込)で利用期間は3か月、GUGA製作の公式テキスト(冊子)に加えて要点キーワード解説・理解度チェックテスト・模擬試験が付きます。さらに受講者は、講座内から申し込むと受験料が20%OFFになります(出典:資格対策ドットコム「生成AIパスポート対策講座」・2026年10月4日確認)。
ただし公式ページには「2027年試験対応版リリースに向けて準備を進めております。リリースは2027年1月上旬を予定しています」と記載されており、現時点では申込ボタンが設置されていません。2027年2月試験から新シラバスが適用されるため、その回を狙う場合はリリース時期に合わせて確認してください。
テキストを読むだけでは進まないタイプの人は、講座形式のほうが続きます。
受講料と利用期間を確認してみてください。
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生成AIパスポートは取得後の更新が不要
取ったあとの扱いも、資格を選ぶときの判断材料になります。
生成AIパスポートの資格に有効期限はない
公式には「一度取得した資格は無期限でご利用いただけます」と明記されています。
5年ごとの更新講習が必要な資格もあるなかで、更新義務がないのは利点です。
ただし有資格者向けに「生成AIパスポート 資格更新テスト」が用意されています。
シラバス改訂時(基本として毎年2月)に開催され、合格者には新たにオープンバッジが発行されます。
受験は任意で、資格自体は無期限で有効です。
生成AIパスポートはデジタルバッジで示せる
有資格者は、クラウドソーシングのLancers上でプロフィールに認証バッジを表示できるとされています。
副業やフリーランスで案件を取る場面では、履歴書より実用的な使い道になります。
法人・団体向けの受験制度も用意されています。
生成AIパスポートと他のAI資格の難易度を比べる
AI系の資格のなかでの位置づけも確認しておきます。
生成AIパスポートはAI資格のなかで入門にあたる
| 資格 | 性格 |
|---|---|
| 生成AIパスポート | 生成AIのリスクと活用の基礎知識。合格率75〜81% |
| G検定 | ディープラーニングの基礎知識を問う。日本ディープラーニング協会が実施 |
| E資格 | 同協会が実施するエンジニア向けの試験 |
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生成AIパスポートは、プログラミングの知識を前提としません。
リスクを避けて業務で使うための基礎知識を問う試験なので、職種を問わず受けられます。
AI系の資格に国家資格はない
生成AIパスポートもG検定もE資格も、すべて民間団体が実施する民間資格です。
「AI系の国家資格を取りたい」という目的であれば、該当するものはありません。
国家資格との難易度の比較は国家資格の難易度ランキングにまとめています。
生成AIパスポートの難易度に関するよくある質問
生成AIパスポートは難しいですか?
難しくありません。
公表されている10回の合格率は75.08〜81.2%で、直近の2026年8月試験は81.2%でした。
ただし出題は「1つ又は複数選ぶ」形式なので、無勉強で受かる試験ではありません。
生成AIパスポートの合格ラインは何点ですか?
公式ページに合格基準の記載はありません。
点数を目標にするより、シラバスの範囲を一周することを目標にしてください。
生成AIパスポートの受験料はいくらですか?
一般は11,000円(税込)、学生は5,500円(税込)です。
学生は半額になるため、在学中に取得するとコストを抑えられます。
生成AIパスポートは年に何回受けられますか?
年5回(2月・4月・6月・8月・10月)実施されています。
試験日は1日ではなく1か月の受験期間が設定されており、期間内の都合のよいタイミングで受験できます。
生成AIパスポートは国家資格ですか?
国家資格ではありません。
生成AI活用普及協会(GUGA)という民間団体が実施する民間資格です。
生成AIパスポートに更新は必要ですか?
必要ありません。
公式に「一度取得した資格は無期限でご利用いただけます」と記載されています。
任意の資格更新テストがシラバス改訂時に開催され、合格するとオープンバッジが発行されます。
生成AIパスポートの受験者はどのくらいいますか?
2026年6月時点で累計受験者数は115,062名、累計有資格者数は90,789名です。
2024年第1回の受験者は1,613名だったので、3年弱で規模が大きく拡大しています。
まとめ:生成AIパスポートの難易度は低い、問題は取ったあとの使い道
生成AIパスポートの難易度を公表データで整理すると、こうなります。
- 合格率は10回を通して75.08〜81.2%、直近の2026年8月は81.2%で最高値
- 受験者数は1,613名から28,415名へ増え、累計は115,062名・有資格者90,789名
- 試験は60分60問のIBT方式、出題は「1つ又は複数選ぶ」形式
- 合格基準は公式に記載がない
- 受験料は一般11,000円・学生5,500円、年5回で受験期間は1か月
- シラバスは基本として毎年2月に改訂される
- 資格は無期限で、更新義務はない
合格率8割の試験なので、落ちる心配より「取ってどう使うか」を先に決めるほうが重要です。
累計有資格者が9万名を超えている以上、持っているだけで差がつく段階は過ぎつつあります。
取る意味があるかどうかの判断材料は生成AIパスポートは意味ないのかで整理しました。
出典一覧
- GUGA「2026年6月試験の結果」(2026年10月4日確認)
- 2026年2月試験の結果(2026年10月4日確認)
- 生成AIパスポート公式(2026年10月4日確認)
- 生成AI活用普及協会「生成AIパスポート」概要(2026年10月4日確認)
- 資格対策ドットコム公式(2026年10月4日確認)


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