USCPA(米国公認会計士)を日本語で学べるスクールは、実質3校にしぼられます。
アビタス、CPA会計学院、TACです。
受講料を調べはじめると「42万円」「62万円」「実質16万円」といった数字が並び、どれが本当なのか分からなくなります。
結論を先に書くと、USCPAの受講料は「自分に足りない大学の単位数」で変わるため、定価の比較だけでは総額が決まりません。
さらに各校のキャッシュバックは条件つきで、全額が誰にでも戻るわけではありません。
この記事では、2026年10月12日時点の公式情報だけを使って、3校の受講料・単位取得の仕組み・実質負担の条件を整理します。
編集部のアドバイス

「実質◯万円」の数字は、全科目合格や転職といった条件を満たした人の金額です。申し込みの判断は、条件を外したときに支払う額で考えてください。
USCPAの予備校は実質3校、比べ方は「単位」から
USCPAは日本の公認会計士と違い、受験の前に大学で所定の単位をそろえる必要があります。
スクール選びがこの単位取得とセットになるのが、他の資格との最大の違いです。
日本語で学べる主要スクールは3校
日本語教材でUSCPAを学べる主要スクールは、アビタス・CPA会計学院・TACです。
いずれも講義と教材に加えて、提携大学での単位取得プログラムを用意しています。
本記事では公式サイトで金額や条件を確認できた範囲だけを載せています(プロアクティブは2026年10月12日時点で公式サイトにアクセスできず、比較に含めていません)。
定価だけでは比べられない理由は「単位」
USCPAの出願には、会計科目とビジネス科目の単位が必要です。
アビタスは受験資格に必要な会計29単位・ビジネス27単位を自宅からオンラインで取得できるとしており、不足分をスクール側で埋める設計になっています。
大学で会計やビジネスを学んでいた人は不足単位が少なく、まったく別分野の出身なら多く必要です。
アビタスがパック制をとっているのはこのためで、含まれる単位数が足りない場合は1科目あたり12,100円で追加購入できると案内しています。
つまり同じスクールでも、人によって支払う総額が変わります。
斉藤さやか見積もりの精度を上げるには、大学の成績証明書を先に用意してください。アビタスは成績証明書をもとにした単位診断を受け付けています。
2026年10月時点の受講料
3校の公式表示を並べると次のようになります。
| スクール | 受講料(税込) | 単位取得 | 受講期間 | 公式のキャッシュバック |
|---|---|---|---|---|
| アビタス | 624,800円〜(別途入学金11,000円) | 会計29単位・ビジネス27単位をオンラインで取得可 | 記載は通常パック基準(学生パックは3年) | 教育訓練給付金10万円+リスキリング支援金。10月は最大50万円 |
| CPA会計学院 | 429,000円(レギュラーコース) | 提携大学での単位取得が標準装備 | 3年 | 合格お祝い金 最大200,000円 |
| TAC | 公式サイトに金額の掲載なし | ブラッドリー大学の単位認定試験プログラム | 3年 | 教育訓練給付制度の対象コースあり |
※2026年10月12日に各校の公式サイトで確認。
アビタスは申し込むパックや適用割引で金額が変わります。
TACは受講料がWebページに掲載されておらず、コース・日程表または資料請求での確認が必要です。
アビタス:合格者数8,328名、パック料金は単位数で変わる
アビタスは公式サイトで合格者数8,328名(2026年10月4日時点)を公表しており、「日本のUSCPA合格者の約95%がアビタス卒業生」と自社で説明しています。
3校のなかでは最も受講料が高い一方、キャッシュバック制度の幅が最も大きいのが特徴です。
受講料は624,800円〜、入学金は別途11,000円
公式の受講料ページでは、パック料金を624,800円(税込)〜と表示しています。
これに加えて、アビタスの講座に初めて申し込む場合は入学金11,000円が必要です。
分割は学費ローンが使え、60回払いで月々12,200円からと案内されています。
単位は会計29・ビジネス27をオンラインで取得できる
アビタスは出願に必要な会計29単位・ビジネス27単位を自宅からオンラインで取得できるとしています。
単位認定試験は正答率50%で合格、最短3か月で全単位の取得が可能という説明です。
パックに含まれる単位数で足りない場合は、1科目12,100円で追加できます。
10月は条件つきで実質163,900円まで下がる
2026年10月31日(土)までの「自己投資応援キャンペーン」では、受講料50,000円OFFに加えて、合格お祝い金が20万円へ増額されています。
公式ページの説明では、組み合わせた還元は最大50万円で、実質負担額は163,900円〜となっています。
内訳は次の3つです。
- 教育訓練給付金:最大10万円(厚生労働省の制度。修了試験合格が条件で、本試験の合否は問わない)
- リスキリング支援金①「合格お祝い金」:20万円(10月限定の増額。入会から2年以内に全科目合格)
- リスキリング支援金②「キャリア支援金」:20万円(入会から5年以内に修了テストを修了し、AB Career経由で転職して入社6か月経過)
キャッシュバックの条件は申し込み前に読む
上の3つは、どれも満たさなければ戻ってこないお金です。
とくにキャリア支援金20万円は「アビタスのAB Careerを通じた転職」が条件で、自力での転職や転職しない選択では対象外になります。
合格お祝い金も入会月から2年後の月末までに最終科目を受験している必要があります。
在学中の方向けの学生専用パック利用者や、一部の勤務先向け割引を使う方は、このキャンペーンの対象外と明記されています。
条件を外した場合に支払う額、つまり受講料そのもので判断するのが安全です。
公式内で「単位試験料を含む/含まない」の表記が分かれている
注意したい点がひとつあります。
アビタスの受講料ページには「アビタスは単位試験料(受験資格取得料)をあらかじめ含めてご案内しています」という説明がある一方、同じページの注記には「上記金額には、単位試験料・勉強会コミュニティ:スタディグループの料金は含まれておりません」と書かれています。
2026年10月12日時点で公式サイト内の表記が分かれているため、金額の内訳は見積もりか個別カウンセリングで必ず確認してください。
あわせて読みたい:税理士と公認会計士の違いは?独占業務・試験・合格率を条文で比較
CPA会計学院:429,000円で単位取得まで込み
CPA会計学院は日本の公認会計士講座で知られるスクールで、USCPA講座も提供しています。
レギュラーコースは429,000円・受講期間3年
公式サイトでは、USCPA講座レギュラーコースの受講料を429,000円(税込)と明示しています。
学習コンテンツ・受講生サポート・提携大学での単位取得・ライセンス取得サポートが標準装備で、受講期間は3年です。
同社は「相場の約1/2」と自社で説明しています。
合格お祝い金で実質229,000円
合格お祝い金を利用すると最大200,000円が贈呈され、実質負担額229,000円での受講が可能と案内されています。
こちらも全科目合格が前提の制度なので、受講時点で確定する金額ではありません。
期間満了後は継続コースが40,000〜100,000円
受講期間3年のうちに合格できなかった場合は、継続コースを申し込みます。
料金は40,000〜100,000円(税込)で、全科目分の定価100,000円から合格済み科目の数だけ20,000円が割り引かれる仕組みです。
継続コースは受講期間満了から3か月以内に申し込む必要があるとされています。
なお提携大学での単位認定試験を受けられる期間は、受講料の入金日の翌月1日を起算日とした3年間です。
長期戦になりそうな人は、この3年の区切りを前提に計画を立ててください。
TAC:受講料はWebに掲載されていない
TACのUSCPA講座は「総合本科生」と「総合本科生Plus(Ver.8.0)」の2本立てで、10月入学コースが開講しています。
受講期間3年、単位はブラッドリー大学の認定試験
総合本科生(Plus)の受講期間は3年で、期間内は最新の講義を視聴できます。
単位認定はブラッドリー大学のプログラムで、第三者機関のピアソンVue社の監督のもとで試験が実施されると説明されています。
教育訓練給付制度の対象コースがある
TACのUSCPA講座ページには教育訓練給付制度の案内があり、対象コースを選べば給付を受けられます。
金額は資料請求かコース・日程表で確認する
2026年10月12日時点で、TACのUSCPA講座ページには受講料の金額が掲載されていませんでした。
コース・料金・日程表(PDF)や資料請求で確認する必要があります。
本記事では実測できなかったため金額を記載していません。
受講料のほかにかかるお金
スクールの受講料だけで終わらないのが、USCPAの費用の特徴です。
出願・受験の費用は州ごとに違う
USCPAは米国の州ごとに出願します。
出願・受験にかかる費用や要件は州によって異なり、NASBA(全米州政府会計委員会協会)も出願は各州の会計委員会ごとの手続きだと案内しています。
受講料の見積もりとは別枠で数十万円規模の実費がかかるため、どの州に出願するかを含めてスクールに相談してください。
ライセンス維持には継続教育が必要
合格後にライセンスを取得すると、維持のための継続教育(CPE)が必要になります。
アビタスは継続教育コンテンツを一般価格の半額以下で購入でき、2年間で5.5万円と公表しています。
合格後も費用が続くことを前提に考えておくと、取得後に慌てません。
教育訓練給付金は「修了」が条件
教育訓練給付金は厚生労働省の制度で、雇用保険の加入期間などの要件を満たす必要があります。
アビタスの説明では、修了試験に合格すれば最大10万円の還付を受けられ、本試験の合否は関係ないとされています。
給付額は申し込むパックや適用する割引で変わるため、こちらも見積もり時に確認が必要です。
迷ったときの選び方
3校の違いは「価格」と「サポートの幅」に出ます。
会計も英語も初めてなら合格実績とサポートで選ぶ
会計の学習経験がなく英語にも不安がある場合は、初学者向けのケアや学習コミュニティ、キャリア支援まで含めて見るのが現実的です。
アビタスは学習補助プログラム(直前対策1dayゼミ、四択問題演習、グループコーチング、USCPA特化型の英語補強アプリ)やAIアシスタント、USCPA専門のキャリアコンサルタントによる支援を公表しています。
費用を最優先するならCPA会計学院
単位取得まで込みで429,000円という表示は、3校のなかで最も分かりやすい金額です。
受講期間3年、継続コースの料金まで公開されているので、総額の見通しが立てやすいのも利点です。
他校から移るなら転校の割引を確認する
アビタスは他校のUSCPA学習者向けに「転校応援キャンペーン」として受講料最大170,000円OFFを案内しています。
すでにどこかで学習を始めている人は、乗り換え時の割引を各校に確認してから決めてください。
あわせて読みたい:公認会計士の通信講座おすすめ5選を徹底比較
USCPAの予備校によくある質問
USCPAの受講料は結局いくらですか?
2026年10月12日時点の公式表示は、アビタスが624,800円〜(別途入学金11,000円)、CPA会計学院が429,000円です。
TACは金額を公開していません。
必要な単位数で変わるため、正確な金額は成績証明書をもとにした見積もりで確認するのが確実です。
「実質20万円台」は誰でも適用されますか?
いいえ。
アビタスの実質163,900円〜という表示は、教育訓練給付金・合格お祝い金・キャリア支援金の3つをすべて受け取った場合の金額です。
キャリア支援金はAB Career経由の転職が条件で、学生専用パックの利用者などは対象外です。
単位はスクールで取れますか?
3校とも提携大学などでの単位取得プログラムを用意しています。
アビタスは会計29単位・ビジネス27単位をオンラインで取得でき、最短3か月で全単位取得が可能としています。
働きながらでも取れますか?
いずれのスクールも受講期間を3年前後に設定しており、社会人が働きながら進める前提の設計です。
アビタスは学費ローンで月12,200円からの分割にも対応しています。
学習時間の確保が前提になるので、申し込み前に個別カウンセリングで学習計画を相談しておくと見通しが立ちます。
まとめ
- USCPAを日本語で学べる主要スクールはアビタス・CPA会計学院・TACの3校
- 受講料は「自分に足りない単位数」で変わるため、定価の比較だけでは総額が決まらない
- 2026年10月12日時点の公式表示はアビタス624,800円〜(入学金11,000円)、CPA会計学院429,000円、TACは非掲載
- アビタスは10月31日まで受講料50,000円OFF+還元最大50万円で実質163,900円〜。ただし全科目合格やAB Career経由の転職が条件
- CPA会計学院は合格お祝い金最大20万円で実質229,000円、継続コースは40,000〜100,000円
- 受講料のほかに州ごとの出願・受験費用と、合格後の継続教育費がかかる
あわせて読みたい:簿記の通信講座おすすめ8選を徹底比較
出典一覧
- USCPA(米国公認会計士)予備校(アビタス)
- USCPAプログラム費用(受講料など)(アビタス)
- 自己投資応援キャンペーン(10月31日まで)(アビタス)
- 米国公認会計士(USCPA)講座 概要(CPA会計学院)
- USCPA(米国公認会計士)講座(資格の学校TAC)
- CPA Exam(NASBA)


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