二級建築士の合格発表は学科と設計製図で2回あります。令和8年は学科が8月24日(月)、設計製図が12月3日(木)の予定です。合否の通知書は郵送されずマイページで確認する運用で、不合格だった場合は試験の成績も併せて通知されます。さらにマイページには利用期限があり、製図の合格通知書は免許登録時に必要になります。発表の見方と直近5年の合格率をまとめました。
先に結論だけ置きます。
- 令和8年の合格発表は学科8月24日(月)・設計製図12月3日(木)(いずれも予定)
- 通知書は郵送されない。不合格者には試験の成績も併せてマイページに通知される(欠席者は対象外)
- 令和9年3月以降は令和8年試験のマイページが使えなくなる。製図の合格通知書は免許登録時に必要なので必ずダウンロードする
- 学科の正答肢は試験終了後すぐ公表。設計製図は発表日に標準解答例まで公表される
- 令和7年の合格率は学科40.9%・製図46.4%・総合22.6%。総合では一級建築士の約2.3倍
- 学科の発表から製図まで20日しかない。課題は6月下旬に公表されている
編集部のアドバイス

本記事は2026年10月時点の公式情報に沿って整理しました。この試験でいちばん事故になりやすいのは、マイページの利用期限です。製図の合格通知書は免許登録のときに必要なのに、令和9年3月以降は令和8年試験のマイページが使えません。発表日に確認して終わりにせず、必ず保存してください。
12月3日の発表を待つあいだに

設計製図の発表は12月3日です。製図は採点結果が区分で示されるため、発表まで自分の位置が分かりません。次を考える場合は、学科免除があと何回使えるかから逆算することになります。
- スタディングの建築士講座は2027年合格目標。二級は学科対策コースと学科・製図総合コースに分かれている
- 二級の学科対策コースは77,900円、学科・製図総合コースは通常88,000円
- 無料登録は30秒ほどで、自動契約や自動更新はない
料金・コース内容は公式サイトの記載(2026年10月21日時点)。割引の実施状況は変わるため、申し込み前に公式サイトで確認してください。
二級建築士の合格発表は学科と設計製図で2回ある
二級建築士試験は2段階です。
公式に「『設計製図の試験』は『学科の試験』に合格しなければ受験することができません」と明記されていて、学科の発表が製図に進めるかどうかの関門になります。
令和8年は学科8月24日、製図12月3日
| 項目 | 学科の試験 | 設計製図の試験 |
|---|---|---|
| 実施日 | 令和8年7月5日(日) | 令和8年9月13日(日) |
| 課題の公表 | — | 6月24日(水)頃 |
| 受験票の発行 | 6月19日(金)頃 | 8月24日(月)頃 |
| 合格者の発表 | 8月24日(月)(予定) | 12月3日(木)(予定) |
製図の試験日9月13日から発表の12月3日までは81日あります。受験手数料は18,500円(非課税)で、別途事務手続手数料がクレジットカード決済306円、コンビニエンスストア決済225円かかります。
なお木造建築士試験も同じ発表日で、学科は7月26日、製図は10月11日に実施されます。出題科目と出題数は二級建築士試験と同じです。
通知書は郵送されない
発表の受け取り方に注意が必要です。
合格者の受験番号はセンターのホームページに公表されますが、個別の合否は都道府県知事の行った合否の判定結果がマイページに通知される形です。公式には「通知書は、郵送されません」と明記されています。
受験票も同じでマイページからダウンロードして印刷する必要があり、「スマートフォン等の画面上の受験票では試験を受けられません」とされています。
マイページは令和9年3月以降使えなくなる
ここがこの試験でいちばん事故になりやすい点です。
(令和9年3月以降は、令和8年試験のマイページは利用できなくなります。)「設計製図の試験」の合格通知書は、免許登録時に必要になりますので、通知書のダウンロード期限までに、必ずマイページからダウンロードして、保存・印刷してください。
出典:合格者の発表等(二級建築士試験)|公益財団法人建築技術教育普及センター
製図に合格しても、免許登録をするのは後になる人がいます。そのときに必要な合格通知書が、マイページの期限切れで取り出せなくなるという事態が起こり得ます。
発表日に合否を見て安心するのではなく、その場でダウンロードして保存・印刷までやりきってください。
二級建築士は不合格でも試験の成績が通知される
落ちた場合の情報量が多いのがこの試験の特徴です。
公式には、受験者には合否の判定結果を通知し「不合格者には試験の成績を併せてマイページに通知します」とされています。
欠席者には通知されない
ただし例外があります。
「ただし、欠席者(『学科の試験』においては一部の科目欠席者を含む。)へは通知しません」と書かれています。学科で一部の科目だけ欠席した場合も通知の対象外です。
受けた以上は成績が返ってくるので、次に向けてどこが足りなかったかを数字で確認できます。
発表日には標準解答例まで公表される
合格発表の日には、合否以外の資料もまとめて公表されます。
| 試験 | 公表される内容 | 公表日 |
|---|---|---|
| 学科の試験 | 正答肢 | 試験終了後、できるだけ速やかに |
| 学科の試験 | 試験問題/正答肢/配点/合格基準点/試験データ等(全国の実受験者数・合格者数・合格率・合格者の受験資格別・所属業種等別・職務内容別・男女別・年齢別構成比) | 合格者の発表日 |
| 設計製図の試験 | 試験問題/採点のポイント/採点結果の区分/合格基準/試験データ等/標準解答例 | 合格者の発表日 |
学科は正答肢が試験終了後すぐ出るので、自己採点の素点は早い段階で確定します。各社の予想解答を待つ必要がありません。ただし配点と合格基準点は発表日まで出ないため、素点が分かっても合否は確定しません。
製図は標準解答例が公表されます。自分の答案と見比べられるので、落ちた場合の振り返りの材料になります。
成績と標準解答例が手に入る試験
不合格でも成績が通知され、製図は標準解答例も公表されます。材料はそろうので、あとはどこを直すかの判断です。
二級建築士の合格発表で見る合格率|一級の2倍以上
センターが公表している試験結果から直近5年を並べます。
| 年 | 学科 実受験者 | 学科 合格率 | 製図 実受験者 | 製図 合格率 | 総合 実受験者 | 総合合格率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 令和3年 | 19,596人 | 41.9% | 11,450人 | 48.6% | 23,513人 | 23.6% |
| 令和4年 | 18,893人 | 42.8% | 10,797人 | 52.5% | 22,694人 | 25.0% |
| 令和5年 | 17,805人 | 35.0% | 9,988人 | 49.9% | 22,328人 | 22.3% |
| 令和6年 | 17,602人 | 39.1% | 9,947人 | 47.0% | 21,512人 | 21.8% |
| 令和7年 | 16,383人 | 40.9% | 10,006人 | 46.4% | 20,597人 | 22.6% |
一級建築士と比べると総合で約2.3倍
同じセンターが実施する一級建築士と並べると差がはっきりします。
| 区分 | 一級建築士(令和3〜7年) | 二級建築士(令和3〜7年) |
|---|---|---|
| 学科 合格率 | 15.2〜23.3% | 35.0〜42.8% |
| 製図 合格率 | 26.6〜35.9% | 46.4〜52.5% |
| 総合合格率 | 8.8〜11.4% | 21.8〜25.0% |
総合合格率の中央値で見ると、二級は一級の約2.3倍です。学科で約2倍、製図で約1.6倍の差がついて、掛け合わさった結果になります。
一級側の発表日程と免除の数え方は一級建築士の合格発表はいつ?にまとめています。
受験者数は5年で16.4%減っている
総合実受験者は令和3年の23,513人から令和7年の20,597人まで減っています。
5年で2,916人、12.4%の減少です。学科の実受験者も19,596人から16,383人へ16.4%減りました。一方で総合合格率は21.8%から25.0%の範囲で安定しています。
製図の課題は毎年変わる
製図は課題が事前に公表される試験です。
| 年 | 課題 |
|---|---|
| 令和3年 | 歯科診療所併用住宅(鉄筋コンクリート造) |
| 令和4年 | 保育所(木造) |
| 令和5年 | 専用住宅(木造) |
| 令和6年 | 観光客向けのゲストハウス(簡易宿所)(鉄筋コンクリート造) |
| 令和7年 | シェアハウス(木造) |
用途も構造も毎年変わります。木造が3回、鉄筋コンクリート造が2回でした。令和8年の課題は6月24日頃に公表され、本番は9月13日です。
二級建築士は学科の発表から製図まで20日しかない
日程の並びにも特徴があります。
学科の発表が8月24日、製図の試験が9月13日です。
発表を待ってからでは間に合わない
あいだは20日です。一級建築士は学科発表9月2日から製図10月11日まで39日あるので、二級のほうが短くなっています。
製図は1課題を5時間で仕上げる試験です。20日で手を動かせる量は限られます。
学科の正答肢は試験終了後すぐ公表されるので、7月5日の試験が終わればその週に素点が出せます。8月24日の発表を待つ理由は実はほとんどありません。
課題は6月下旬に公表されている
製図の課題が公表されるのは6月24日頃です。
学科の試験(7月5日)より前に、製図で何を設計するかが分かっています。学科の直前期にはすでに製図の課題が手元にあるという並びです。
学科の自己採点で手応えがあれば、7月中に製図へ移れます。課題公表から本番までは約2か月半あるので、この期間をどう使うかで差がつきます。
製図受験者の4割は学科免除者
製図を受ける人は、その年の学科合格者だけではありません。
| 年 | 総合 実受験者 | 学科 実受験者 | 差(製図のみ受験=学科免除者) | 製図受験者に占める割合 |
|---|---|---|---|---|
| 令和3年 | 23,513人 | 19,596人 | 3,917人 | 34.2% |
| 令和4年 | 22,694人 | 18,893人 | 3,801人 | 35.2% |
| 令和5年 | 22,328人 | 17,805人 | 4,523人 | 45.3% |
| 令和6年 | 21,512人 | 17,602人 | 3,910人 | 39.3% |
| 令和7年 | 20,597人 | 16,383人 | 4,214人 | 42.1% |
製図受験者に占める割合は34.2%から45.3%で、5年平均は39.2%です。製図を受ける人の約4割が、過去に学科を通った人ということになります。
学科免除の規定は公式に次のとおりです。
令和2年以降の「学科の試験」に合格した方は、引き続いて行われる4回の建築士試験のうち2回(「学科の試験」の合格年の「設計製図の試験」を欠席する場合は3回)について「学科の試験」の免除を受けることができます。(欠席は受験回数に含まれません。)
出典:令和8年二級建築士試験・木造建築士試験 受験要領(PDF)|公益財団法人建築技術教育普及センター
合格年の製図を欠席すると免除が2回から3回に増え、欠席は受験回数に含まれません。準備が間に合わない年に無理に受けるかどうかは、この規定を踏まえて決めることになります。免除は本人の申請が必要で、自動では適用されません。
二級建築士の合格発表後、結果別にやること
結果によって次の動きが変わります。
製図に受かったら通知書を保存して免許登録
まずやるのは合格通知書のダウンロードです。
免許登録時に必要になるため、マイページの期限(令和9年3月)までに保存・印刷しておきます。二級建築士は都道府県知事免許なので、登録の窓口は都道府県です。
受験資格と登録の要件は二級建築士の受験資格は?指定科目の単位数と実務経験の年数にまとめています。
製図で届かなかったら免除の残りを数える
製図で落ちた場合、最初に確認するのは学科免除があと何回使えるかです。
免除が残っていれば翌年は製図だけに集中できます。残っていなければ学科100問から受け直しになるので、必要な準備量がまったく変わります。
製図は標準解答例が公表され、不合格者には成績も通知されます。振り返りの材料は公式から手に入るので、まずそれを見てから次を決めてください。
学科から受け直す場合
学科は五肢択一式で、学科Ⅰ(建築計画)25問・学科Ⅱ(建築法規)25問で計3時間、学科Ⅲ(建築構造)25問・学科Ⅳ(建築施工)25問で計3時間の合計100問です。
独学で届かなかったなら、同じ進め方をもう一年続けても同じ結果になりやすいです。学科と製図で必要な準備がまったく違うので、どちらから組み直すかを先に決めるのが先になります。
独学の進め方は二級建築士は独学で合格できる?勉強時間の目安と学科・製図の進め方で扱っています。
来年こそ、という人へ

この試験は「学科から受け直す人」と「製図だけ受け直す人」で必要な準備が違います。学科免除が残っているかどうかを先に確認してから講座を選ぶと、余計な費用が出ません。
- スタディングの建築士講座は2027年合格目標。二級は学科対策コース77,900円と学科・製図総合コース(通常88,000円)に分かれている
- 無料登録は30秒ほどで試せて、自動契約や自動更新はない
- 講座そのものの評判はスタディング建築士講座の評判・口コミまとめ
- 8社の料金と受験資格の比較は二級建築士の通信講座おすすめ8選
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二級建築士の合格発表によくある質問
発表前後に多い疑問をまとめました。
二級建築士の合格発表はいつですか?
令和8年は学科が8月24日(月)、設計製図が12月3日(木)の予定です。木造建築士試験も同じ発表日です。合格者の受験番号はセンターのホームページに公表され、個別の合否はマイページに通知されます。
合否の通知は郵送されますか?
されません。公式に「通知書は、郵送されません」と明記されています。発表日以降にマイページからダウンロードして確認します。受験票も郵送されず、印刷して持参する必要があります。
不合格でも点数は分かりますか?
分かります。公式に「不合格者には試験の成績を併せてマイページに通知します」とされています。ただし欠席者(学科の一部科目欠席者を含む)には通知されません。
合格通知書はいつまでにダウンロードすればいいですか?
令和9年3月以降は令和8年試験のマイページが利用できなくなります。設計製図の合格通知書は免許登録時に必要になるため、ダウンロード期限までに必ず保存・印刷してください。発表日にその場でやっておくのが安全です。
学科の答え合わせはいつできますか?
正答肢は試験終了後、できるだけ速やかにセンターのホームページで公表されます。公式の正答が出るので各社の予想解答を待つ必要はありません。ただし配点と合格基準点は合格者の発表日に公表されます。
学科に合格したら製図は何回受けられますか?
令和2年以降の学科合格者は、引き続いて行われる4回の建築士試験のうち2回について学科免除を受けられます。合格年の設計製図を欠席する場合は3回になり、欠席は受験回数に含まれません。免除は本人の申請が必要です。
まとめ
二級建築士の合格発表は、令和8年が学科8月24日(月)、設計製図12月3日(木)の予定です。
通知書は郵送されず、マイページで確認します。不合格者には試験の成績も併せて通知され、設計製図では標準解答例まで公表されるので、振り返りの材料は公式からそろいます。
気をつけたいのはマイページの期限です。令和9年3月以降は令和8年試験のマイページが使えなくなり、設計製図の合格通知書は免許登録時に必要になります。発表日にダウンロードして保存・印刷までやりきってください。
直近5年の合格率は学科35.0〜42.8%、製図46.4〜52.5%、総合21.8〜25.0%でした。総合では一級建築士の約2.3倍です。
そして学科の発表8月24日から製図9月13日までは20日しかありません。課題は6月24日頃に公表され、学科の正答肢も試験直後に出るため、発表を待つ理由はほとんどない日程です。製図を受ける人の約4割は学科免除者で、免除は「引き続く4回のうち2回、合格年の製図を欠席する場合は3回」と定められています。

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