日本化粧品検定の1級は、最上位の級ではありません。
その上に特級コスメコンシェルジュがありますが、1級は「協会の認定資格に進める唯一の入口」という位置づけです。
そして意外に知られていないのが、2級を持っていなくてもいきなり1級を受けられることです。
受験資格に制限がなく、1級と2級を同じ日に併願することもできます。
この記事では、1級の合格率・受験料・出題内容・日程を日本化粧品検定協会の公式情報で確認します。
1級は成分とルールの暗記量が増えます。独学と講座のどちらで進めるか迷う場合は、教材の中身と標準学習期間を先に確認しておくと判断しやすくなります。
編集部のアドバイス

1級と2級は同じ日に受けられます。併願にすると受験料が2,200円安くなるので、両方取る予定があるなら最初から併願で申し込むほうが得です。
化粧品検定1級の合格率は72.3%
まず数字から確認します。
過去5回の平均は72.3%
協会が公表している1級の合格率は72.3%です。
これは過去5回の合格率の平均値として示されています。
受験した人の7割以上が合格している計算になります。
2級との差は6.6ポイント
同じページで2級の合格率も公表されています。
| 級 | 合格率(過去5回の平均) |
|---|---|
| 1級 | 72.3% |
| 2級 | 78.9% |
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※日本化粧品検定協会が公表している値です。
1級のほうが低いものの、差は6.6ポイントにとどまります。
級が上がると合格率が大きく落ちる検定もありますが、この検定はそうした構造にはなっていません。
合格ラインは正答率70%前後
協会は合格ラインを「正答率:70%前後」と示しています。
あわせて「問題の難易度により多少変動します」と注記されています。
固定の点数ではなく、その年の問題に応じて調整される仕組みです。
斉藤さやか合格率7割、合格ライン7割という数字だけ見ると易しく感じますが、受けているのは美容関係者や対策テキストを読み込んだ人が中心です。母集団が違う点は意識しておいてください。
化粧品検定1級はいきなり受けられる
級の順番に縛られない設計になっています。
受験資格に制限はない
協会の受験案内には、受験資格について「制限はありません。どなたでも何級からでも受験できます」と記載されています。
2級に合格していなくても1級を受けられます。
学歴や実務経験の条件もありません。
1級と2級は併願できる
同じ日に両方受けることもできます。
2級が11時15分から12時05分、1級が14時15分から15時15分で、時間帯が分かれているためです。
協会の案内にも「1級・2級の併願受験もお申し込みいただけます」と書かれています。
併願すると2,200円安くなる
併願には料金のメリットもあります。
| 申込方法 | 受験料 |
|---|---|
| 2級のみ | 8,800円 |
| 1級のみ | 13,200円 |
| 1級・2級の併願 | 19,800円 |
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※協会は併願受験を10%OFFと案内しています。
単体で両方申し込むと合計22,000円なので、差は2,200円です。
1級だけを受けるなら13,200円です。
将来2級も取るつもりがあるなら、最初から併願にしたほうが総額は下がります。
化粧品検定1級で学ぶのは化粧品の中身と成分
2級とは扱う範囲が違います。
出題は成分とルールが中心
協会は1級の学習内容を、化粧品の中身や成分に加えてボディ、ヘアケア、ネイル、香り、オーラルケア、化粧品にまつわるルールなど幅広い知識としています。
成分表示を読み解く方向の知識です。
2級は肌悩みの対策が中心
2級は美容皮膚科学を軸にした構成です。
| 級 | 学習内容 |
|---|---|
| 1級 | 化粧品の中身・成分、ボディ、ヘアケア、ネイル、香り、オーラルケア、化粧品にまつわるルール |
| 2級 | 美容皮膚科学を中心に、肌悩みに合わせた化粧品の選び方、メイクアップ、生活習慣美容、マッサージ |
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※協会の受験案内の記載によります。
1級は「化粧品そのもの」、2級は「肌と使い方」と分けると整理しやすくなります。
範囲が重ならないため、併願でも学習の重複は限定的です。
1級と2級を併願するなら、両方の範囲を1つの教材でカバーできるかを見ておくと無駄が出ません。
テキストは第3版に改訂された
教材が切り替わっている点に注意が必要です。
協会は、テキスト改訂に伴い第25回検定試験(2025年11月実施)より新テキスト(第3版)の内容に準拠した試験内容になると案内しています。
中古で第2版を入手すると出題範囲がずれます。
協会は旧テキストを持っている人向けに新旧範囲対応表を用意しています。
化粧品検定1級の試験日程と会場
受けられる機会は限られます。
実施は5月と11月の年2回
1級・2級は5月と11月の年2回実施されます。
直近では第26回が2026年5月24日、第27回が2026年11月29日に開催されます。
申込期間は締切が2段階ある
第27回の申込期間は2026年8月1日から10月20日までです。
ただし銀行振込を選ぶ場合は2026年10月7日が締切と案内されています。
支払い方法によって締切が2週間ほど早まるため、振込を使う場合は注意してください。
会場は全国29会場
第27回は全国29会場で開催されます。
| 区分 | 開催地 |
|---|---|
| 定期開催地 | 札幌、仙台、東京、横浜、さいたま、静岡、千葉、名古屋、京都、大阪、福岡 |
| 特別開催地 | 盛岡、郡山、水戸、宇都宮、高崎、新潟、長野、富山、金沢、津、奈良、神戸、岡山、広島、高松、熊本、宮崎、那覇 |
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※特別開催地は第27回のものです。
回によって変わる可能性があります。
協会は、申込時に選んだ会場での受験となり、申込完了後の会場変更はできないとしています。
なお2026年1月には、東京(1月22日木曜)と大阪(1月21日水曜)で平日の特別開催も実施されました。
化粧品検定1級の先には特級コスメコンシェルジュがある
1級を取る意味はここにもあります。
1級合格が特級の受験条件
協会の認定資格である特級コスメコンシェルジュは、1級合格者だけが目指せる資格です。
養成講座の申込条件として、日本化粧品検定1級に合格していることが明記されています。
申込時には1級の資格認定番号が必要になります。
協会への入会も必要になる
もうひとつ条件があります。
養成講座の申込には、日本化粧品検定協会の会員であることが求められます。
入会金10,000円、年会費10,000円(いずれも不課税)です。
特級まで視野に入れる場合は、この固定費も計算に入れてください。
詳しい条件はコスメコンシェルジュで扱っています。
化粧品検定1級に関するよくある質問
申込前に迷いやすい点をまとめます。
化粧品検定1級の合格率は何%ですか?
協会が公表している過去5回の平均値で72.3%です。
2級は78.9%で、差は6.6ポイントです。
2級に合格していなくても1級を受けられますか?
受けられます。
協会は受験資格について「制限はありません。どなたでも何級からでも受験できます」と案内しています。
1級の受験料はいくらですか?
13,200円です。
2級との併願は19,800円で、単体で両方申し込む22,000円より2,200円安くなります。
試験はいつありますか?
5月と11月の年2回です。
第26回は2026年5月24日、第27回は2026年11月29日に実施されます。
1級は何分で何問ですか?
試験時間は60分で、マークシート4択式です。
2級は50分です。
古いテキストで勉強しても大丈夫ですか?
第25回(2025年11月実施)から新テキスト(第3版)に準拠した内容に変わっています。
第2版で学習する場合は、協会が公開している新旧範囲対応表で差分を確認してください。
まとめ:化粧品検定1級は併願で受けると総額が下がる
ここまでの内容を整理します。
- 1級の合格率は過去5回の平均で72.3%、2級は78.9%で差は6.6ポイント
- 合格ラインは正答率70%前後で、問題の難易度により変動する
- 受験資格に制限はなく、2級を飛ばしていきなり1級を受けられる
- 受験料は1級13,200円、2級8,800円、併願19,800円で併願が2,200円安い
- 1級は化粧品の中身と成分、2級は肌悩みの対策と範囲が分かれている
- 第25回から新テキスト(第3版)準拠に変わっている
- 実施は5月と11月の年2回、第27回は2026年11月29日
- 銀行振込の場合は申込締切が10月7日と2週間早い
- 特級コスメコンシェルジュは1級合格と協会への入会(入会金10,000円・年会費10,000円)が条件
1級だけを取るのか、特級まで進むのかで必要な費用は変わります。
先にゴールを決めてから申し込み方を選んでください。
級ごとの難しさは化粧品検定の難易度、無料で試せる級は日本化粧品検定3級で扱っています。
出典一覧
- 日本化粧品検定協会「受験案内・実施要項」(2026年10月12日確認)
- 日本化粧品検定協会「特級 コスメコンシェルジュ」(2026年10月12日確認)
- 日本化粧品検定協会「3級」(2026年10月12日確認)


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