ケアマネジャー(介護支援専門員)の資格は、取得して終わりではありません。
介護支援専門員証には有効期間があり、更新するには所定の研修を修了する必要があります。
東京都福祉保健財団が実施している更新研修は3種類です。
実務経験者向けに88時間と32時間、実務未経験者向けに54時間。
受ける研修によって、必要な時間が最大で56時間違います。
この記事では、更新研修の種類と、資格を維持するための仕組みを公式情報で確認します。
これから資格を取る段階の方は、まず試験対策の講座の内容と費用を確認しておくと進めやすくなります。
編集部のアドバイス

自分がどの研修に該当するかは、これまでに修了した研修と実務経験の状況で変わります。思い込みで申し込むと受け直しになるので、実施機関の案内で確認してください。
なお、介護支援専門員証の有効期間と、更新のために受講する研修は、社会福祉法等の一部を改正する法律(令和8年法律第51号・令和8年6月25日公布)で廃止されることが決まっています。
施行日は公布後1年6月以内に政令で定める日とされており、2026年10月時点では確定していません。
施行日が来るまでは、この記事で扱う現行の更新研修が続きます。
廃止される範囲と、代わりに新設される研修の受講義務はケアマネの資格は廃止されるのかで扱っています。
ケアマネの更新研修は3種類ある
まず種類を整理します。
東京都で実施されている更新研修
| 研修 | 時間 |
|---|---|
| 更新研修(実務経験者) | 88時間 |
| 更新研修(実務経験者) | 32時間 |
| 更新研修(実務未経験者) | 54時間 |
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実務経験者向けに88時間と32時間の2種類が用意されています。
実務未経験者向けは54時間です。
88時間と32時間の差は56時間
同じ実務経験者でも、88時間と32時間では56時間の差があります。
どちらに該当するかは、これまでに修了した研修の状況によって変わります。
東京都福祉保健財団は「受講する研修がわからない方」向けの案内ページを設けています。
自己判断ではなく、実施機関の案内で確認するのが確実です。
実務未経験者には54時間の研修がある
資格を取得したものの介護支援専門員としての実務に就いていない場合も、更新のための研修が用意されています。
実務未経験者向けの更新研修は54時間です。
実務から離れていても、研修を受ければ資格を維持できる設計になっています。
斉藤さやか88時間は、1日8時間換算で11日分です。働きながら受けるなら、日程の確保が最大の課題になります。
ケアマネの更新研修以外にも研修がある
資格の段階に応じた研修が用意されています。
東京都福祉保健財団が実施する研修
| 研修 | 位置づけ |
|---|---|
| 実務研修 | 試験合格後に受講する研修 |
| 専門研修Ⅰ | 実務経験を積んだ後の研修 |
| 更新研修(実務経験者)88時間 | 証の更新 |
| 更新研修(実務経験者)32時間 | 証の更新 |
| 更新研修(実務未経験者)54時間 | 証の更新 |
| 再研修 | 資格を維持できなかった場合など |
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他機関が実施する研修もある
すべての研修を同じ機関が実施しているわけではありません。
| 研修 | 実施機関(東京都の場合) |
|---|---|
| 専門研修Ⅱ | 公益財団法人 総合健康推進財団 |
| 主任研修・主任更新研修 | 東京都介護支援専門員協議会 |
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専門研修Ⅱと主任研修は、東京都福祉保健財団とは別の団体が実施しています。
申し込み先を間違えないよう、研修ごとに実施機関を確認してください。
主任ケアマネには主任研修がある
主任介護支援専門員になるには、主任研修を修了する必要があります。
東京都では東京都介護支援専門員協議会が実施しており、主任更新研修も同じ団体が担当しています。
ケアマネの更新研修と資格の流れ
研修が資格のどこに位置するかを押さえます。
試験から証の交付まで
ケアマネ試験の正式名称は「介護支援専門員実務研修受講試験」です。
試験に合格したあと実務研修を受講し、修了後に登録手続きを経て介護支援専門員証の交付を受けます。
東京都福祉保健財団は、登録関連として「申請から登録・専門員証交付までのスケジュール」を案内しています。
資格取得までの流れはケアマネになるにはで扱っています。
証の更新には研修の修了が必要
介護支援専門員証を更新するには、更新研修を修了する必要があります。
東京都福祉保健財団は「証の更新に必要な研修について(研修のフロー)」というページで、研修の流れを案内しています。
研修の実施は都道府県ごと
研修も試験と同じく、都道府県ごとに実施されます。
東京都の場合は東京都福祉保健財団が中心ですが、研修の種類や実施機関、日程は地域によって異なります。
受講地の変更や登録移転の手続きも、実施機関が案内しています。
ケアマネの更新研修にかかる費用と支援制度
費用面も確認しておきます。
教育訓練給付制度の案内がある
東京都福祉保健財団は、研修に関する案内のなかに教育訓練給付制度のページを設けています。
対象になるかどうかは制度の要件と講座によって異なります。
自分のケースで使えるかは、実施機関や制度の窓口で個別に確認してください。
研修費用は実施機関によって異なる
研修は都道府県ごとに実施されるため、費用も地域や研修の種類によって変わります。
受講予定の研修の案内で確認してください。
参考までに、東京都の令和8年度の受験手数料は12,400円です(コンビニエンスストアへの振込手数料として別途148円)。
研修スケジュールは実施機関が公表する
東京都福祉保健財団は「研修スケジュール・研修募集」のページを設けています。
更新研修は時間数が大きいため、募集時期を逃すと次の機会まで待つことになります。
証の有効期間から逆算して、早めに確認しておく必要があります。
ケアマネの更新研修に関するよくある質問
ケアマネの更新研修は何時間ですか?
東京都では実務経験者向けに88時間と32時間、実務未経験者向けに54時間の更新研修が実施されています。
88時間と32時間はどう違いますか?
どちらも実務経験者向けですが、これまでに修了した研修の状況によって該当する研修が変わります。
東京都福祉保健財団は「受講する研修がわからない方」向けの案内を設けています。
実務に就いていなくても更新できますか?
実務未経験者向けの更新研修(54時間)が用意されています。
更新しないとどうなりますか?
介護支援専門員証には有効期間があり、更新には研修の修了が必要です。
再研修という区分も用意されているため、詳細は実施機関の案内で確認してください。
主任ケアマネの研修は同じ機関ですか?
東京都の場合、主任研修・主任更新研修は東京都介護支援専門員協議会が実施しています。
更新研修を実施する東京都福祉保健財団とは別の団体です。
教育訓練給付制度は使えますか?
東京都福祉保健財団は教育訓練給付制度の案内ページを設けています。
対象になるかは制度の要件と講座によって異なるため、個別の確認が必要です。
まとめ:ケアマネの更新研修は自分の区分の確認から始まる
ケアマネの更新研修について、公式情報から整理すると次のとおりです。
- 介護支援専門員証の更新には研修の修了が必要
- 東京都の更新研修は実務経験者向け88時間・32時間、実務未経験者向け54時間の3種類
- 実務経験者向けの2種類は56時間の差があり、修了済みの研修によって該当が変わる
- 研修には実務研修・専門研修Ⅰ・更新研修・再研修がある
- 専門研修Ⅱは総合健康推進財団、主任研修は東京都介護支援専門員協議会が実施
- 研修は都道府県ごとに実施され、種類・費用・日程は地域によって異なる
- 教育訓練給付制度の案内があり、対象かどうかは個別確認が必要
88時間は1日8時間換算で11日分です。
働きながら更新するなら、募集時期の確認が最初の一歩になります。
まだ受験前の方は、働きながら進められる学習スタイルかどうかを先に確認しておくと計画が立ちます。
資格取得までの流れはケアマネになるには、受験条件はケアマネの受験資格で扱っています。
出典一覧
- 東京都福祉保健財団「東京都介護支援専門員」(2026年10月7日確認)
- 東京都福祉保健財団「令和8年度 東京都介護支援専門員実務研修受講試験」(2026年10月7日確認)
- 社会福祉振興・試験センター「介護支援専門員」(2026年10月7日確認)


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